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広島の大学のこと。【#68】

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きのう物語は、昨日撮った写真一枚と、その日記です。

広島市まで、JRで移動していた。昨年卒業した広島大学の最寄駅は道中にあるが、ぼんやり眺めながら、降りないままに通り過ぎる。なつかしいけれど、用事がない今日は降りられない。卒業は1年前か。まぁ、人生は螺旋階段をのぼっているようなものだから、一年前の今日より、少しでも高くのぼれていたらいいなぁ。上にのぼっている実感は分かりづらくても、横からみたら、たしかに一段でも高く、のぼっていられるように。

同じ晩、一通のメッセージが届いた。去年の3月、広島市の蔦屋書店さんで、市町村一周の報告イベントをさせてもらった日に、来てくれた女性の方からだった。一枚のポストカードの写真も添えてあって、そこには図々しくも、わたしの字で「受験、ゼッタイ大丈夫!一緒にがんばろう!」と書いてあった。いや、たしかに書いた。覚えている。当時は高校2年生で、母校の広島大学を志望している方だった。イベントでわたしの話を聞きに来てくれて、「広島大学に、行きたいのです!」と、会話をした景色が、頭の中で蘇った。

そして、届いたメッセージには、
「合格することができました!」

お礼の言葉も、丁寧にも届けてくださって、心の中で「うぉぉぉ」と声が出た。そうか、今日は合格発表だったんだ。ポストカードも、持ってくれていたんだ。そして、合格したんだ。

昼間に電車の中で眺めた、大学近くの景色を、もう一度思い返す。学生だった当時の自分が、彼女の力になれたかなんて、微々たるところもいいところだし、ご本人の努力による結果、という大前提を踏まえた上だけれど、1年前の自分にも「良かったじゃん!」と言いたくなった。

おめでとうの言葉に添えて、
「また、一緒にがんばりましょう!」

と返信をした。彼女にすてきな日々が、待っていますように。
(このnoteは、777文字ですよ)

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ポカリスエットを買います。銭湯に入ります。元気になって、写真を撮ります。たくさん汗をかいて、ほっと笑顔になれる経験をみなさんと共有したいと思います。