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あたらしい道。【#91】

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きのう物語は、昨日撮った写真一枚と、その日記です。

社会人1年目の終わり。たくさんの人が、通る道。

「明日から社会人かぁ。写真館勤め、がんばるぞ!」1年前の今日、もちろん気合入ってました。だから半年足らずで辞めて、フリーランスになるって、そのときは思わないですよね。写真館の方には、申し訳なかったなぁと、何度も思います。半年足らずでしたし。写真館の近くは、まだ歩けないです。なんだか怖くて。でもそれは良くないことだよなぁ、と心の中では思うわけです。それでも、自分の人生なのだから、仕方がなかったよなぁ、そういう思いもあるわけです。

だからフリーランスになって、今日を迎えることは、そこそこ大きな出来事でした。1年間のうち、前半は写真館、後半はフリーランス。特に後半は上京して、自分で仕事をはじめて、どうなるのかなって。大丈夫だ、と言い聞かせても、もちろん不安はあるわけです。

結果として、体重は変わらず60kgで、元気に生きています。裕福ではないけれど、なんとか家賃を払えて、なんとか食べてる。得意料理はあんかけチャーハンです。10万円の給料と、自分で稼ぐ10万円は、感じ方が全然違うんだなと知りました。

でも、それってほんとうは、どうでも良いことだと思います。フリーランスになって良かったことは、お金を自分で稼ぐことではないです。写真を毎日撮って、少しずつ、日々上手くなっている、そう自分の心で感じやすくなったことが、何より嬉しいです。自分が写真を撮ることで、誰かのためになることが、少しでもあるのだと、感じやすくなったことが、何より幸せです。

人生には、いろいろな分岐点がありますが、あたらしい道すべてが、表向きの正解ではないと思います。人生って、複雑ですし。でも、自分が選んだ道で、草をむしったり、舗装させたり、方角を変えたり、道を、道のりとして進もうとする勇気が、大切だと知りました。人生にはたくさんの勇気があると、1年間のうちに知りました。

1年経った今日は、ありがたいことに仕事をいただいて、福島県に来ています。不思議です。一生懸命、遮二無二進むしかありません。とにかく、写真はもっと上手くなりたいですし、それを表現したいですし、一人でも多くの人に、何かを届けられる人間になりたい、そう思う日々です。明日も同じことを思っていると、思います。

4月からも、よろしくお願いします。
(写真は福島県富岡町にて)

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ポカリスエットを買います。銭湯に入ります。元気になって、写真を撮ります。たくさん汗をかいて、ほっと笑顔になれる経験をみなさんと共有したいと思います。