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旅をするように。【#82】

きのう物語は、昨日撮った写真一枚と、その日記です。

京都から嵯峨野線に乗った。嵯峨嵐山を過ぎて、保津峡を渡る景色が好きだけれど、久しぶりにその景色を見て、やっぱり好きだと思った。旅ではなかったけれど、この景色だけで、旅をした気分になれた。

旅をする、ということに対して、手段や考え方は、これから変わっていくだろう。すでに変わってもいるだろう。安易な旅は淘汰されるかもしれない。旅に目的が求められるかもしれない。だけど、目の前にある景色は変わらない。今年も相変わらず、桜が咲く。桜を見ようが見まいが、季節はめぐる。だからこそ、わたしたちは見たことのある景色や、見たことのない景色、そして旅について考えられる。変わる世界を助けるのは、変わらない世界だ。そこだけは、いつだって自由だ。ということだけは、やはり大切にしたい。そう思う頃には、保津峡を越えた。

ポカリスエットを買います。銭湯に入ります。元気になって、写真を撮ります。たくさん汗をかいて、ほっと笑顔になれる経験をみなさんと共有したいと思います。