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卒業。【#69】

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きのう物語は、昨日撮った写真一枚と、その日記です。

広島の大学で、卒業生たちの写真を撮った。知り合いの子が依頼をしてくれて、昨年からお話をして、今日を迎えて。大学から許可を貰っての撮影だった。

いつもならば、前日に制服で卒業式があって、今日は晴れ着での謝恩会。しかし、謝恩会は中止になったと連絡をもらった。すなわち、晴れ着の思い出が少しでも減らないように、という答えに限った。

写真を撮ったのは、仲良し6人組の女の子たち。「かつおさんって、正座のアイコンですよね!」そう、意味分からんアイコンでしょう。はい、そのポーズで撮るよ!構内を巡りながら、一緒におしゃべりをしながら、日常から非日常まで、休憩中に爆笑していた時間も、先生に「おめでとう」と言われてしんみりしていた時間も、急に配属先が決まった時間も、彼女たちにとっての、ありのままの今日を撮らせてもらった。

「卒業」ってなんだろう。変化するきっかけ?「何者か」を探すタイミング?あたらしい自分と出会うはじまり?卒業は、いったい本人たちに何を与えるのだろう。そう言われても、分からない。わたしには分からない。

だからこそ、写真が真実を写すならば、彼女たちの今日の姿そのものが、最も意味づけられた卒業だろう。生き生きとした、すてきな時間をありがとう。一生懸命生きてたら、人生きっと、なんとかなるよ。無理しすぎも禁物。噂によると、世界って広いらしいよ。何かあったら、今日みたいに友だちと笑って!

ご卒業ほんとうにおめでとうございます。

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ポカリスエットを買います。銭湯に入ります。元気になって、写真を撮ります。たくさん汗をかいて、ほっと笑顔になれる経験をみなさんと共有したいと思います。