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心は鏡のよう。【#94】

きのう物語は、昨日撮った写真一枚と、その日記です。

「サッサッサッ」散ってしまった桜の花びらを、箒で掃くお母さんがいる。花びらの残っている桜の木を見つけて、真剣にカメラを構える外国籍の女性がいる。その人にとっての季節が、桜と共に巡っている。

都内で、結婚されたお二人のフォトウェディングを撮らせていただいた。ドレスとタキシード、という形ではなく、二人で過ごすありのままの姿を、ありのままに。場所もかつて暮らされていた、中野区の住宅街で、お二人の思い出を、一緒になぞらせてもらった。

その土地で暮らした日々というものは、忘れてしまうようで、忘れない。いつもの交差点、珈琲屋、銭湯、そして散歩道。お昼のランチには、よく通っていたという地元のレストランを訪れた。切り盛りするご夫婦は「あらぁ、久しぶりだわねぇ!」心から嬉しそうだった。半世紀続く、なつかしのカツカレー。人とのつながりも、美味しい味も、暮らしの一部だと感じた。

最後に立ち寄ったカフェで、たくさんお話した。わたしのせいで、話し込んでしまった。お二方とも普段から、発信されることが多いので、いろいろ聞きたいことがあったのだ。何かを続けるには、大変なことも多いけれど、それでも、明るく楽しく続けたいですよねぇ。人の心って、鏡みたいなものですし。楽しい心を、人に写したいですよねぇ、と。分かります〜!何度も頷いた。お会いできて良かった。

すてきな1日を、ほんとうにありがとうございました。

ポカリスエットを買います。銭湯に入ります。元気になって、写真を撮ります。たくさん汗をかいて、ほっと笑顔になれる経験をみなさんと共有したいと思います。