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福島巡り、ほんとの空。【#89】

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きのう物語は、昨日撮った写真一枚と、その日記です。

福島県に入って2日目になる。

桜前線は北上していて、場所によっては7分咲きから満開である。広い青空と残雪の山並み、そして街並みが素晴らしい。一緒にご同行している方に、福島の空は『ほんとの空』だよ、と教えてもらった。そのようなコピーもあると。たしかに、この空は思い切り深呼吸するにふさわしい空である。日本の中でもいろいろな空と出会ったけれど、『ほんとの空』という言葉にとてもしっくりきた。まさに的を射た、いい言葉だ。福島市にある信夫山の展望台で、写真を撮った。

さまざまな景色と出会いつつ、人にもお会いしながら、主に中通りから浜通りにかけて、巡っている。人と出会って話を聞くと、やはり人生について考えさせられる。仮に、共通の体験があったとしても、実際に過ごした日々や思い、行動はひとりひとり違う。そうやって、人生は進んでゆくものだし、わたしも同じだ。ただ、支え合うことも、悩むことも、そこには「人との関わり」が必ずある。『嫌われる勇気』で読んだ、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである。」という一節が頭に浮かぶ。いつの時代も、人は人との関わりによって、生きている。心の片隅ではそれを理解していながら、何度も喜怒哀楽を共にする。だから、人間は成長するのだろうか。

このうつくしい空も、一人で見ているのではない。誰かにとっての空は、みんなにとっての空である。

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ポカリスエットを買います。銭湯に入ります。元気になって、写真を撮ります。たくさん汗をかいて、ほっと笑顔になれる経験をみなさんと共有したいと思います。