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進化論

急に気温が下がりましたね。

昨年の今頃は大子町のお寺におりました。

ふと気になって大子町の気温を調べてみると、

最低気温1度

やっぱり東京よりかなり寒かったんだなあと
改めて実感します。

毎朝、坐禅をしていると、

気温の変化には敏感?です。

坐禅中、夏でも冬でも窓は開けっ放しですので
当然といえば当然ですが。

ちなみに気圧の変化にも敏感です。

表現が難しいんですが•••

晴れの日は軽く、曇りや雨の日は重く

そんなことを感じます。

湿度も感じますが、ちょっと違う感覚です。

身体の変化にも敏感です。

暑いときには体が緩んでいる感覚があります。

逆に寒いときには体が詰まっているような
そんな感覚があります。

これは筋肉の収縮・弛緩とはちょっと違って
どちらかというと体の密度のような感覚です。

この季節、体調を壊す方が多いようですが
気候の変化に体の変化が追いついていない

そんな理由からじゃないかなと思います。

今朝も、寒くなって、それに合わせて
体が勝手に変化してくれているのを感じ
ありがたい気持ちになりました。


もっとも強いものが生き残るのではない
もっとも賢いものが生き残るのでもない
もっとも変化に対応するものが生き残る

ダーウィンは進化論の中でそう言っています。

種の生き残りはともかく、一生命体として
生きながらえるのは変化に対応できるもの
なんだというのは何となく理解できます。

ただ、種の生き残りとなると少し複雑です。

進化は無目的な突然変異と偶然の自然淘汰

という考え方が最近ではメジャーのようです。

確率論の中で常に一定量の突然変異が起こり
その中で、環境変化にたまたま適応した
突然変異だけが生き残る。

だとすれば、

突然変異が、

いかに適度な確率で発生するかと
いかにバラエティに富んで発生するか

この二つが生き残りを分ける

もっとも変化に対応するもの

の条件なんだろうなあと思います。


柔軟心

やわらかい心、凝り固まらない心。

「こうすべきだ」、「こうあるべきだ」
という考えに凝り固まらないこと。

そして、様々な状況を全て受け入れること。

そんな心の大切さを教えてくれる言葉です。

進化の過程で生き残りにもっとも有利なのは

柔軟心をもったもの

そんな気がしました。

令和六年十一月十日、朝の坐禅後の雑感です。

宗慧

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