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落ち込んでも、引きずらない方法

年末にTVで「アメトーーーク年末5時間SP」をだらだらと観ていたとき、明石家さんまがゲストMCで出演していて、ハッとされられたシーンがありました。


若手芸人たちが、明石家さんまさんにいろいろな質問を投げかけていました。その一つに、


「さんまさんって、落ち込んだことないんですか?」と質問に対して、さんまさんは、

「ないよ」と即答。


その後に、「小学校4年生のときに、5分だけある」とネタとしてボケていましたが(笑)。


芸能界という厳しい競争の世界で、落ち込んだことがないだなんてフツーの神経じゃないし、そもそもどうして落ち込まないのかがすごく気になりました。


その理由をすぐに答えていました。

オレ、自分のこと過信してないから。


現役で常にトップを走り続けている芸能人って、自分を信じる気持ちが人一倍強いと思っていたので、意外な答えに驚きました。



過信とは、

自分の能力や価値などを実際よりも高く見積もっていること。


つまり、自分に対して期待しすぎというわけです。



「私は、まだまだ高みに登れるはず」
「私は、この程度で終わる人間ではない」
「私は、特別な存在なのだ」



という、自分を鼓舞するハングリー精神は必要だとは思いますが、これも度を越えてしまうと、謙虚さを忘れて自我が肥大化してしまう。


少しでも理想の自分像から外れたときには、


「なんで私は、できなないんだ」
「なんで私は、成果がでないんだ」
「私はダメな人間だ」



と、自分を苦しめることとなり、理想の自分像にありのままの自分が、押しつぶされた状態。 


だから、今の自分を否定し続ける人生となり、いくら社会的に成功しても不幸になる。


さんまさんのマシンガントークで笑いながら、おまけに深い気づきをいただいじゃって、得した気分でした ♪


◇ ◇ ◇

私たちは、他人との比較は不幸のはじまりということは、いろんな本や教えで既に知っているんだけど、(ただ、実行は難しい・・・)


理想の自分と今の自分を比較するクセ

は、さらに深く私たちの心と体に染みついている。


また、”昨日”の自分と、”今日”の自分を比較するのも、ナンセンスに感じてきています。でも、つい比較しちゃいますけどね。



昨日の自分は1日若かった、今日の自分は1日老いた。だから昨日の自分がよかった。と思うのは楽しくない。


昨日の自分の方がピアノが上手に弾けたけど、昨日の自分と比べて今日の自分は下手だ。と思うのも楽しくない。


昨日の自分の方が文章が上手に書けたけど、昨日の自分と比べて今日の自分は下手だ。と思うのもだんだん嫌になってくる。


こんな感じで、昨日の自分と比べて、今日の自分が優れていることばかりじゃない。その逆ももちろんあるけど、いつもそうじゃない。


それが、過去の自分と比較ばかりするのではなく、今の自分を否定せずに受け入れることが、自分を過信しないことなのだと気づきました。


さんまさんのように、まったく落ち込まないレベルの域まではいかないけれど、


自分を信じるけど、過信はしない。


これが、落ち込んでも、引きずらない考え方だと思うのです。


私たちは、今の私たちのままで幸せになちゃいましょう ♪



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