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『ポジティブ心理学』と『らんまん』☆強みの先に理想の未来が☆

今週の朝ドラ「らんまん」は、まるで「エンパワメントセッション」のようだったわ!!

寿恵ちゃんが、新たな商いをしたいと渋谷の町に降り立った。
雑踏に困惑する 寿恵ちゃん。

◇114回 おりんさんとの会話で、
寿恵「この町がたすけあいのない町だったらどうしますか?」 (現状)
おりん「妄想を話し合うかな。北海道の開拓地にひとり立ち、絶望のどん底でも誰かがいるなら、何があれば幸せになれるか。好き勝手に妄想するんだ。そして、元気がでたら やれそうなことをひとつづつ。」
(理想の未来を描く → 今できることを小さく一つやってみる)

◇115回 寿恵ちゃん、渋谷の町を観察
寿恵「渋谷が、私の横倉山(万太郎が大好きな山)になるまで観察する。」
(観察=リソース探し)
この町にあるとっておきのもの、食べ物、人の笑顔、活力・・・を見つける。(強みの発見)

あるもの(強み)に目を向け、それを最大限に生かす、知恵と想像力。
理想の未来へ、ひとりで立ち向かうのではなく、目の前の人を味方につながりを大切にし、一歩づつ前進する。
まさにエンパワーメント。そして熱意は伝染するのです。

寿恵ちゃんは、まちがいなく寿恵ちゃんの取り巻く社会のウェルビーイングをアップさせる人。
最高のコーチであり、最高のクリエイターだわ!!

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ポジティブ心理学では、「強み」をとても大切にしています。
自分の強みを知ることで(知らない人の)9.5倍幸せで、
強みを知って使うことで18倍幸福度が高まると言われています。

未来を描く時、
必ず「強み」をフィードバックすることが大切で、
「強み」を知らないと未来は描けないんです。

私の息子が高校3年のとき、大学の学部など将来の方向性を答えなくてはならない時、どうしたいか、何になりたいのか、わからないなりに一生懸命考えていました。
私も彼が未来を描けるよう、あれこれ質問しましたが、空気は悪くなるばかり。しまいには「うるさい!どうでもいいわ!」と投げやりになってまい、自分の無力さを感じました。

「強み」を知らないと未来は描けない と学んでいたのに
私は、彼の「強み」を全く伝えていなかったんです。
読書好きの向学心や、「ありがとう」や「ごちそう様」と気持ちよく伝えてくれる感謝の心や、決めたことはやり通す自律心、などなど伝えると、
間もなく、自分で目指したいもの、やってみたいことなどを見つけ、塾にも行きたいと自分で探してきて、勉強も自らやるようになりました。

私はただ「強み」を伝えただけ、
その後は自分で未来を描くことができたんですね。
強みがあると思うと、良いところが見えだします。(テフロン・ベルクロ効果)自己肯定感、自己効力感(やってみようという力)がアップします。
「強み」は本当に万能薬なんです。

以前の私は、自分に対しても、相手に対しても
できていない、足りないところを探し、それを補おうと必死でした。
そんな時は決まって気まずい結末で逆効果「またやってしまった」と後悔ばかり。ダメだしされて、喜ぶ人はいません。

弱みをみるという習性は「ネガティビティバイアス」といわれ、DNAレベルで人は生き延びるため、危険を回避するために、悪いところに注目する必要があったからです。
ある種 自然なことなんですが、今は令和の時代、手放していく必要がありますね。

強みは、どんな人も持っています。
そして幸せな人の共通点は「強み」を知って使っているという結果があります。
「強みめがね」で相手の強みを見つけて、伝えてみてください。
ないものより、あるものを見る目が鍛えられていきます。
私もまだまだ鍛錬中ですが、あるものに目を向けられると、
日常の会話も楽しいものに変わり、食卓も楽しく、
良い関係性がうまれ、お互いにハッピーになれますよ。

かしこ

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