リーダーとしてのタスク管理のあるべき姿について考え直そう!
こんにちは。
今回はこの書籍からです。
リーダーもメンバーも幸せになれる目標を絶対達成するチームはこう作る
見るべきものは「人」ではなく「タスク」だ!
帯の部分にこのような言葉が書かれてました。
確かにメンバーとしてのタスク管理といえば、与えられた目標をいかに達成するかということを考えることが100%だったのに対し、リーダーとしてのタスク管理というと自分のタスクというより、チームのタスク管理が必要になってきます。
おそらくリーダーになり一番初めに当たる壁はこのチームとしてのタスク管理ではないでしょうか?
今回は、この書籍を通して、チームとしてタスク管理に悩む人に少しでも参考になればと内容の簡単なまとめと自分の見解をまとめてみようと思います。
※毎回のごとく書籍の内容まとめ的なことは私は好きではないので、興味を持った方は是非書籍を手に取ってみてください。
「やりがい」はどのように生まれるのか?
私の目標はやりがいに満ちあふれ、イキイキ・ワクワク働ける状態を作ることにあります。
この本のなかにはこのように書かれてました。
部下がワクワク仕事をすれば結果が出るのでは無く、結果を出そうと目の前のタスクを処理するからこそ、部下は仕事が楽しくなり、そしてやりがいを感じるのです
確かにどうすれば皆がワクワク仕事が出来るかを考えていましたが、まずは目の前のタスク管理をし、処理出来る状態を作るからこそ、やりがいが生まれ、ワクワク仕事が出来るという思考には全然なっていませんでした・・・
確かに、自分の過去を顧みても、初めの頃は何をすればいいかもわからず、何がわからないかも分からない状態で苦しみ、段々と全体像が見えてきて自分のすべきタスクというものが明確になり、仕事というものに慣れてきて、そこからお客様と相対することでやりがいなどを感じたなと思いました。
そう考えると、いきなりやりがいを持って仕事をすることを目指すのではなく、まず仕事が出来る状態に早くなり、結果としてやりがいが持てる状態を目指さないといけないということがわかります。
人ありきではなく、仕事ありきで考える
ただ、そのように考えると、犯してしまう間違いがあります。”仕事が出来る”状態になればやりがいが出るんだとしたら、”仕事ができる”用に教育をすることが大切だということから、まず教育・育成だという考えになってしまいかねません。
これは間違いと書きましたが、リーダーとしてはよくない思考だと思っています。というのも、全ては成果に紐付くべきであるのに対して、漠然と仕事が出来るという状態に教育しようではなく、仕組みを作り、誰もがタスクを実行し成果を出せる状態にすることで、必然的に仕事が出来る状態になるという考え方です。
人中心だと、定性的な部分で残業を頑張っているなどで評価をしてしまいがちです。どんな仕事を処理しているかもしらないまま、「最近頑張っているな」という印象を持ってしまいかねません。
こうなると不満や不平等などの温床にもなり、評価時に評価者に対する不満や評価精度に対する不満などが組織に蔓延することになってしまいます。
仕事=ゴールからブレイクダウンしたタスク
では、その仕事ありきで考えるという仕事とは何なのでしょうか?
仕事=ゴールからブレイクダウンしたタスク
という定義がこの書籍の中ではされており、非常にわかりやすかったので、引用させていただきますが、大事なのはゴールありきで、ブレイクダウンしたタスクであるということです。
なんとなく~~、いつもやっているから~~などはゴールありきではないため、”タスクモドキ”になります。
逆にいうと、リーダーとして常にゴールを意識し、それらをタスクにブレークダウンするスキルが非常に重要になるということです。また、それらのタスクもサクサク処理できるような仕組みを整え、実行していくことが必要になります。
まとめ
リーダーとしてのタスク管理のあるべき姿は、
「モチベーションアップするから成果が生まれる」という考え方から、「成果を生み出そうとすることで、チームの士気が上がる」へと、思考の転換をさせる
ことが重要であり、
成果創出のポイントは、
人にタスクを付けるのでは無く、
ゴールからブレイクダウンしたタスクを前提にそこに人を付けていく
という考え方である。
こうなることで、チームとしての最低限の目標達成はしやすくなるとともに、時間的余裕・精神的余裕・経済的余裕も生まれてくるため、さらにイキイキ・ワクワクし、より余白のある生産性の高い仕事が出来るようになっていきます。
そのためにも、リーダーとしては、とにかくゴールを明確にすることと、それらを実現させるためにタスクにブレイクダウンする力ということが重要な力になってくるということがわかりました。
今回はリーダーのタスク管理についてまとめてみました。
今後もリーダーシップの研究は自分でも続けていこうと思いますので、良ければこちらのマガジンもフォローください!
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