見出し画像

【エッセイ】カラオケバトル

「何点、何点、何点だ~何点だ~」

堺正章の採点時の盛り上げコールでおなじみの
テレビ東京の「THEカラオケ☆バトル」
ついつい観てしまう。なぜだろう?

バトルなので勝敗が必ず伴う。
勝敗を決めるのは、人間ではなく、
カラオケ採点マシーンの採点が全て!
音程を外さす、こぶしやビブラートなど
歌のテクニックを駆使して正確に歌い上げた人が
満点の100点に近づく。
四天王と言われるレギュラーメンバ―は、
100点を数多くたたき出す。
100点の人が、
“最も歌がうまい”勝者として崇められる。


私はこの番組を観ていると、
ちょくちょく

「エッ?うそ!?」

とテレビの前でつぶやいてしまうことがある。
カラオケ採点マシーンの
かなり厳しい目な点数(90点前後レベル)な時。
※90点前後でも一般的に高得点だが・・・

しかも、案外そんな時は、
採点権限のないプロのゲストメンバーが
その場で聴いている際のリアクションが
“うん、うん“と物凄く頷いている
“口があんぐり”と空きっぱなし
“目がウルウル”と感動モード
とわざとらしくない状況の時である。

歌っているご本人も、
堂々と感情も入りながら
見事に歌い切っている。
会場及びテレビ視聴者(私)も
その歌の世界観にもどっぷり
感情移入出来ている感じ。

そして点数が出た後に、
ゲストメンバーあるいは堺正章のどちらかが、

「あなたの歌は私の心には響きましたよ。」

的なコメントがだいだい出てくる。

私は、
この番組で出てくるこのような
カラオケ採点マシーンと自身の感覚との
ギャップがありありな方の歌を聴きたい
がために観ているのかもしれない。


急速に進化し続けているAI(人口知能)。

今後、
カラオケバトルで使用する
カラオケ採点マシーンに
「心には響きましたよ。」加点機能なるものが
組み入れられるだろうか。

by カツなう







この記事が参加している募集

#テレビドラマ感想文

22,064件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?