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変わらない価値観をもって、変えられないものに感謝して、自分らしい人生を紡いでいく。

皆さん、こんにちは。
お盆休みが終わりましたね。

私は今日から仕事を再開していますが、昨日(16日)までがお盆期間なんだそうです。お盆は「先祖の精霊をお迎えして供養する期間」ということで、一昨日、お墓参りにも行ってきました。

先月書いた上記のnoteにかなり反響があったので、自分の中での整理の意味も込めて、もう少し深堀りしたいと思います。今の時期に相応しい内容でもあるかなと思います。

人生の優先順位

私は経営者(創業者)でもあるので、常に仕事のことは頭の片隅で考えるようにしています。その部分だけ切り取れば、私は「仕事人間」と思われるかもしれません。(実際に周囲もそう思っている人が多い)

ただ、私にとって仕事は「人生におけるメイン」ではありません。確かに仕事は、自分の成長や成果を可視化する手段であり、生活を豊かにする手段です。しかし、人間として生きる上で必須項目ではありません。仕事をせずに生きている人は、世界にたくさんいます。

私にとっては「自分がどう生きるか」が最優先事項であり、次は「大切な家族や友人とどう生きるか」であり、仕事はその次くらいの要素です。この2つを差し置いてまで、仕事を優先するつもりは全くありません。

仕事に人生を奪われる

先述したように、仕事は「人生を豊かにする手段」のひとつですが、あまりに仕事に比重が偏りすぎると、むしろ人生そのものを奪いかねない「悪魔のような一面」もあります。近年、仕事に侵され神経すり減らし、自ら命を絶ってしまう人も増えています。

このような矛盾が起きるのは、仕事に人生のすべてを委ねてしまう人がいるからです。きっとその偏りを肯定する人はいるかもしれませんが、私はきっぱりと否定します。資本主義の中に自分の居場所を求めることは、あまりにもリスキーだと思うからです。

仕事が理由で、家族や友人との時間が減ってしまう人がいます。私にも、そんな時期がありました。短期間であれば、あってもいいかもしれません。しかし、人生のすべての時間を仕事で埋め尽くすことは、やっぱり、私の価値観の中では許容できません。

選べないものを大切にする

スピリチュアルな見解を除けば、一般的に、生まれてくる家族と生まれてくる場所は選べません。学校や仕事は、住む場所や身に付ける技能を変えれば自らの意志で変えることができます。しかし、生まれる家族や場所は、後天的に変えることはできません。つまり、自らの意志では決められません

私は、この事実をある時から「受容しよう」と決めています。後悔しても変わらないし、素直に受け入れた方が楽だからです。最近では、この家族やこの場所に生まれた意味が何かあるのかもしれないとすら思うようになりました。

今、生きていられることが偶然であるように、この家族やこの場所に生まれたのも、きっと偶然です。その偶然に感謝することが大切であり、そのような人生は、なんだか安心できるような気もします。

私は大学で「生涯教育」を学びました。生まれる家族や場所によって、得られる学びや出会う人、情報に格差が生じます。その格差は、犯罪などの非行を生み出す脅威にもなります。貧困地域では、満足にお腹を満たすことができず餓死してしまう危険すらあります。

今、こうやってnoteに向き合うことができているのは、偶然であり、幸せなことなのです。少なくとも私は、そう思うようにしています。

感謝と先行投資

お盆休みになると、ご先祖様への感謝を伝えるべく、お墓参りに行きます。幼かった頃は、「こんなに暑いのに、なんでわざわざお墓まで行くの?」とずっと疑問に思っていましたが、今はむしろ、ちゃんと行かなければ!という使命感すら感じています。

また、私には娘たちがいるのですが、お盆は彼女たちの行きたい場所ややりたいことに付き合うようにしています。また、家族や友人との時間も、なるべく多くとるようにしています。これは、私の中では、この先の人生を楽しむための「先行投資」みたいな位置づけです。

立山(室堂)での一枚

今年のお盆も幕を閉じたわけですが、今年は今年で充実したお盆期間になりました。いろんな思い出もできました。感謝です。いろんな人のおかげで、ほっこりできる今があります。

変わらない価値観

激動の時代の中で、「変化すること」は生き残る上での大切な選択ですが、一方で、自分が自分らしく生きるためにも、「変わらない価値観」を持つ必要があります。最近になってようやく、変えたくない価値観を見つけられるようになった気がしています。

きっとこの価値観の根底には、生まれた家族や場所の影響も少なからず(というかおおいに)関わっていることでしょう。きっと違った環境に生まれていれば、全く違った価値観を持った人間になっていたはずです。

どの価値観が正しいとか、間違っているとか、そういう次元ではなくて、自分の中で、最もしっくりくる価値観を見つけ、それに従って生きていくことが、「自分らしい人生」なのではないかと思います。


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