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人生お悩み中の時は、心にコンサル上司を雇うと良いらしい

社会人になって、こんなにもコミュニケーションが難しいと思わなかった。

会社に入って、仕事を任せられるようになると、その仕事の報告を求められるようになる。その報告で何を報告したら評価されるのか、果たして何をこの報告では求めているのか、相手の思考を先読みする能力が社会人にとっては重要なスキルとなる。

相手の意図を汲み取らないと、評価するのは他者なので、どれだけ自分に自信がある報告をしようと報告の準備に時間をかけた工数は無駄になってしまう。

だからこそ、他者の思考を汲み取り、事前の認識合わせをするコミュニケーションが社会人にとっては重要なのだ。

※引用:https://note.com/apple_ringo/n/n1679b0160ab1

コミュ力が高い人と言われると、見知らぬ人と会話が盛り上がることができる人というイメージが湧くと思うが、コミュニケーションの本質は相手の意図を汲み取ってあげることだと個人的には考える。

僕も入社当初はよくしてしまっていたのだが、コミュニケーションの起点が個人だと
「まだ報告書できてないし・・・」
「今、共有したところで・・・」
と自分都合で仕事を進めてしまい、報告内容の9割ができた時点で共有してしまうことがよくあった。

そうすると上司からは
「これだけ報告してくれればよかったんだけど・・・」
というように相手の意図を汲み取ることができずに時間を無駄にしてまった経験が良くあった。

仕事ができる人は抽象的なものをいかに具体に落とし込んでから仕事を進める。例えば上司から「〇〇の件について報告しておいて」と抽象的な指示を受けたときに仕事ができる人が「〇〇の件について報告というのは具体的にどういうことをまとめたら良いですか?」と認識合わせをするコミュニケーションを取りに行く。

一方で仕事ができない人は「〇〇の件について報告しておいて」と指示を受けると「分かりました!」とすぐに作業に着手する。そして仕事をする上で、段々と壁にぶつかってしまい作業スピードとクオリティはやはり事前準備に時間をかけた仕事ができる人軍団にはやはり劣る。

仕事のできる/できないは、うさぎと亀の関係に近いものを感じる

相手の意図を汲み取らないまま進める仕事の進め方は個人にとっても関わる人達にとっても双方迷惑がかかることになる。

他者から評価され、仕事ができる人認定されるために最近個人的に意識していることは、”ゴールから逆算する”ということである。

例えば、「〇〇報告しておいて」と言われたら、期日になって報告する自分をイメージすることからまずは始める。

実際に報告をしている自分をイメージすると報告するにあたって、つまづいている自分が想像つくはずだ。

・話しながらこれ報告したところでなんの意味があるんだろう。
・そもそも何分で報告するの?
・というか紙でまとめるの?
・上司はこの報告を受けてどうするんだろう

と様々な疑問が思い浮かんでくると思うので、この疑問点を作業に着手する間に潰していく。

相手の思考を汲み取れるようになってくると、理想と現実のギャップが生まれて自ずとやるべきことが見えてくるのだが、慣れてないと途中で「結局何をしたら良いんだっけ?」と行動が立ち止まってしまう時がある。

そんな時には、個人的によくやるのが心にコンサル上司を雇うことである。コンサル上司は偏見だが、かなりロジカル集団なので壁打ち相手には最適である。例えばこんな感じ。

何を報告したら良いか分からないです。:自分
うん、で?:心のコンサル上司

いや、だから何を報告したら分からない・・・・です:自分
うん、だからどうすれば良いの?:心のコンサル上司

・・・・もう一度上司に報告してほしい意図をヒアリングしてきます!:自分

と言うように意外と自分で思考を掘り下げると次の行動が自ずと見えてきたりする。この思考の掘り下げは次のアクションを見出したい時全般的に使えると思う。

何がやりたいのか分からないんです:自分
うん、で?:心のコンサル上司

あの、だから何がやりたいのか分からない・・・です:自分
うん、でどうすれば良いの?:心のコンサル上司

”いま”やりたいことについてまずはノートに書いてみようかなと思います・・・・:自分

仲良く価値観の合う人達とコミュニケーションをしてればよかったのは学生時代までで、社会人になってからは、年齢も業態も異なる人達と認識を合わせることから全ては始まるので、気が合う/合わないと悠長なことは言ってられない。

そういった相手の思考を汲み取るスキルをSQと言うらしい。
SQとは・・・Social Intelligence Quotientの略で日本語に直すと社会性の知能指数のことである。良く使われる類似的な指標は知能指数を表すIQ(Intelligence Quotient)が挙げられる。

SQが高いと実際に仕事の業績が上がるというアメリカの研究結果が出ており、かつ職場の雰囲気も3倍もの笑顔に溢れるらしい。

日頃からコミュニケーションは良くしてるいけれど、無意識か意識か全然結果が異なってくる。実際に自分もまだまだ認識合わせができず仕事で迷惑をかけているので、少しずつ改善をして仕事ができる人側にステップアップできるように精進していきたいものである。

コミュニケーションって難しいね。

サポートはいらないです!!多分、僕より良い記事を書いたり、挑戦している人は他にもいっぱいいるので!