福島の原発事故訴訟(津島原発訴訟)の判決

今日30日、福島の原発事故による一つの賠償訴訟の判決が出ます。
福島の原発事故による賠償訴訟は、この10年の間に、約30の判決が出ています。
http://nuclearpowerplant311.livedoor.blog/.../16593098.html

今回のオリンピックは「復興五輪」と称し、被災地でも競技を開催していますが、まだまだ復興とは遠い現実があります。

本日判決が出される「津島原発訴訟」の一人の原告にフォーカスしたニュースです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/54e034b3e18ed2d0277eb507fd0c2621ef24eefb

この原告が居住していた津島地区は、事故のあった原発から約30キロ。
国が避難指示を出したのは、20キロ圏内のみ。

安全だと言われた原発が事故を起こし、避難指示がなかった場所でも住めなくなる現実。

そして一瞬にして奪われる日常・・・。

東日本大震災の発生前、日本には54基の原発があり、日本で使う電力の30%前後を原子力で賄っていました。

しかし、福島での原発事故により、原発に対する不信感や不安感が強まり、原発の位置づけは大きく変わりました。

事故から10年が経過した現在、再稼働した原発は、大飯(福井県大飯郡おおい町)、高浜(福井県大飯郡高浜町)、玄海(佐賀県東松浦郡玄海町)、川内(鹿児島県薩摩川内市久見崎町)、伊方(愛媛県西宇和郡伊方町)の5発電所の9基のみで、すべて西日本エリアに集中しています。(2021年3月現在)

ちなみに、大飯原発、高浜原発から京都市まで約60キロ。
(私の避難元も事故のあった原発から60キロでした)

このことから、福島の裁判は決して他人事ではありません。
きれいなことばかりではない現実にも目を向けましょう。

そして福島の人々の裁判にご注目ください!!

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