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匿名と実名に対する名誉毀損、誹謗中傷や侮辱〜認識とは?〜

 匿名に対する名誉毀損は成立しない一方、実名に対する名誉毀損は成立するらしい。俺はこの決まりに驚いた。同時に、俺は匿名と実名とは何であるのかと疑問に思うようになった。

なぜなら、俺らの名前は自然界には埋め込まれていない。だから、俺らは名前を対象に人工的に授ける。そして、俺らはその名前を自然界における対象(車体)に対応させる。こうして、俺らは他人の名前を(人工的に)認識している。

このように、実名に対する名誉毀損が成立するためには、「認識」が必要である。以下では、俺は名前と認識に対する俺の認識を提示するつもりである。

画像:https://unsplash.com/photos/rUc9hVE-L-E

1章 名前と認識

 俺の認識 名前が成立するためには、共通した認識が必要である。

 名前が成立するためには、共通した認識が必要である。または、両者が対象と名前の対応を認識して、かつ約束(契約)することも必要である。上記でも述べたように、俺らの名前は自然界には埋め込まれていない。だから、人々が名前をそれぞれの対象に与えて、名前と対象を紐づけている。さらに、俺らはその名前に対する共通した認識を形成している。

流れを考えると、「対象→名前の付与→共通認識の形成→...」である。当然であるが、もし俺らが自己の認識を持たないならば、俺らは名前それ自体を認識していない。また、もし俺らが他者との共通した認識を持たないならば、俺らは他者の名前それ自体も認識していない。

同様に、実名という名前に対する名誉毀損が成立するためには、共通した認識が必要である(共通した認識が前提とされる)ように見える。俺らはあの対象をxxx(実名)と共通して認識しているからこそ、xxx(実名)に対する名誉毀損もまた成立する。

2章 認識と名誉毀損、誹謗中傷や侮辱

 俺の認識 もし人間xが人間yと異なる系統の認識(x系統認識とy系統認識)を受け継いできたならば、人間yに対する人間xの名誉毀損は成立しない可能性がある(ように見える)。

 もし人間xが人間yと異なる系統の認識(x系統認識とy系統認識)を受け継いできたならば、人間yに対する人間xの名誉毀損は成立しない可能性がある(ように見える)。上記では、俺は名前(実名)に対する名誉毀損が成立するためには、共通した認識が必要であるかもしれないと述べた。

もしそうであるならば、俺らが互いに異なる認識を持つとき、名前(実名)に対する名誉毀損は成立しない。なぜなら、共通した認識が名誉毀損の成立のためには必要である。例えば、世の中には、ある種の人々(人間y)は「人種は科学的に存在しない」と主張している。

個人的には、俺は人種、例えばモンゴロイド人種やコーカサス人種を認識してきてきた。しかし、この種の人々は近代科学を振り回して、人種それ自体を認識していないように見える。この場合、俺らのx系統認識は相手側のy系統認識と非常に異なり、彼らは共通した認識を形成できない。

 そして、人種に関する人間yに対する人間xの名誉毀損は成立しないように見える。なぜなら、人間yは人種それ自体を認識していない。この状態は、人間yが人間xとyの名前に関して共通認識を形成していないのにも関わらず、人間yが人間xを名誉毀損で訴えるような行為である。

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