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ワインの栓のお話[20200123]

今回も、いつか話そうと思ってた小ネタを話す会です🍷
まだね、色々話したいこともあるんですが気づいたら放送もラスト2回ということで、今回はソムリエの勉強してて面白いなと思った、ワインの栓のお話をお届けします!

ワインの栓といえば

ワインの栓って聞くと、皆さんは何をイメージしますか?
ボトルワインの栓、というと、「コルク」「スクリューキャップ」の2種類がありますよね。
コルク栓の中でも天然のコルクとか合成コルクとか圧搾コルクとか、色々種類あるんですがそれは置いておいて📦
今回はスクリューキャップにフォーカスした話をしていきます🥂

スクリューキャップのワインって...

勉強する前は何となくスクリューキャップのワインのが価格が安いイメージがあったんですが、実は全然そんなこと無いんです。

コルクの良さっていうと、水は通さないけど空気を通すので、封をしたままでもワインを熟成できるのが有名な利点かなと思います。
でも長期保存する際、天然コルクのワインは、コルク部分の乾燥を防ぐためにボトルを寝かせて保管する必要があります。

垂直保存が可能!

ですが、スクリューキャップは乾燥しないので、ボトルを縦にして保管することができる、非常に画期的なものなんです!🍾
オーストラリアやニュージーランドでは、スクリューキャップのワインの方がスタンダードですし、その影響はヨーロッパにもかなり広がっています。

最大の利点、それは...

何と言っても最大の利点は、ブショネワインの発生を極限まで下げられる事です。

ブショネというのは、劣化して飲めない状態のワインの事です。
味はね…表現が難しいんですが、香りを嗅いだり口に入れたりした瞬間に、「あ、これはもうワインではないな」ってのが分かる、飲み物としては相当キツめの液体です。。

ブショネになる理由

ワインがブショネになってしまうのは、トリクロロアニソール(TCA)っていう物質の発生が原因なのですが、これはコルクの中にあるカビと塩素消毒が化学反応を起こして発生するそうです。

もちろんね、スクリューにすればブショネにならないかって言われたら100%は難しいですが、天然コルクを利用した場合と比べると、発生は極々わずかとなります。 

今では色んな所でスクリューキャップの力が認められて、高級ワインにも採用されています。
なので、スクリューだからって安いってことではないんだよ、というお話でございました🎉

ワイン買う時に栓を見て、こんな話もあったなって思い出してもらえたらなぁと思っております🍸

という事で、今回も最後まで見て頂き、ありがとうございました。
今日も元気に、いってらっしゃい!

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