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#32 ライフセーバーの価値向上!もっと多くの方に届け!

先日急遽、式根島にライフセービング活動に行かせて頂いた。

理由は多くを語る必要がないので、人数が足りないからという事にしておく。

今年は、ライフセーバーもお客さんもコロナの影響でとても少ない。

僕が初めて、式根島に入らせて頂いた頃から、こんなにお客さんが少ないのは初めて。

もちろん仕方のない事だけど、こんなに人が少ない島は寂しい。

道を歩いている人が全くいない。

すれ違う事がほとんどない。

来年は、例年通りの賑やかさになる事を願いたい。

しかしネガティヴな事だけでなく、今回は僕たちライフセーバーにとって嬉しい事について書きたい。

簡単に言うと、少しずつライフセーバーの知名度や認知度が上がり、価値が高まってきたんじゃないかな。

という話。

驚かれるかもしれないけど、僕がライフセービングを始めた7年くらい前は、ライフセーバーという言葉が珍しかった。

なんせ僕もなんとなくしか知らなかったし、どっちかというと、ライフセーバーという言葉よりも

海で立っている人
色が黒い人
赤と黄色の服を来てる人
海を守ってくれる人

こっちの言葉の方が馴染みがあった気がする。

それだけではなく、あまり人として認識されておらず

話し掛けても無視される
適当にあしらわれる
怒られる

こんな事もあった。

僕たちライフセーバーは、全てはお客様の為にやっているはずなのに。

そこから数年

諸先輩方が積み上げてくださったライフセービングの歴史、活動、想い、信念、情熱などが少しずつ

上向き始めてきた気がする。

もしかしたらコロナの影響で、例年よりもライフセーバーという言葉がメディアで取り上げられたのが大きいかもしれない。

理由は何であれ嬉しい。

一番大きな変化を感じたのは、海で遊ばれた方が帰られる時にお礼を言ってくれる事。

「ありがとう」
「暑い中ご苦労様」
「お世話様」

言い方は様々だけど、以前よりも数が圧倒的に増えたと思う。

僕が監視する場所では、遊びに来た方に、その日の海の状況をお伝えする。

海の満ち引き
うねり
海の中や砂浜の状況
天気
気温
風など

海は都度、状況を変えるので、昨日と全く変わってしまう。

なんなら1時間もあれば、ガラリと変わる。

昨日まで足が着いていたのに今日は着かない
昨日よりも風の影響で沖に流されやすい
昨日よりも水温が冷たい など

なので、その時の状況にあわせて、お伝えさせて頂くのですが、以前は

無視される事や説明しているのに「分かった」と言って、どんどん歩いて行ってしまう方がほとんどだったのが

立ち止まって話を聞いてくれる

伝えた後にお礼を言ってもらえる

ありがとう、よろしくねと

言ってもらえるようになった。

本当にわずかで微々たる話かもしれませんが、僕たちライフセーバーにとったら、とても嬉しい事。

僕たちの活動は全て

お客様の為

そして、事故を未然に防ぐ為にやっている。

事故が起きた瞬間に、楽しい思い出は悲しい思い出に変わってしまう。

お客さんを不愉快にする気持ちは1mmもない。

もちろん、こちら側の言い方が悪くて、不愉快にさせてしまう事はあるかもしれませんが、しかし根本は、

愛する人を守る為、事故を未然に防ぐ為にやっている。

是非、少しでも覚えておいて頂けたら嬉しい。

そして、ライフセーバーにお礼を言ってくれたり、話を聞いてくれたりしてくれて

ありがとうございます。

これからも、水辺の事故0を目指して、頑張ります。

今回は、少しずつライフセーバーの知名度や認知度が上がり、価値が高まってきたんじゃないかな。

というお話でした。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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かとたく

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