フォークナーの有名な作品はたくさんあるが、特に『八月の光』『響きと怒り』『アブサロム、アブサロム!』は広く知られているだろう。いま『八月の光』を岩波文庫で読んでいて、下巻に入ったところだ。気になるところは原文を確認しつつ読んでいる。『響きと怒り』に比べたら読みやすいと思う(全部は読んでないけど)『アブサロム、アブサロム!』は未読。 注釈書やらグロッサリーをいろいろ持っているので、活用しながら読み進めたいと思う。 『響きと怒り』(岩波文庫)は日本語として成立していて凄い。の
突然だが、アラビア語をはじめてみようと思う。はじめてのアフロ・アジア語族である。すぐさよならしないようにしたい。 なぜはじめるかといえば、Twitter(現x)のフォロワーさんがアラビア語専攻で、いろいろ聞いているうちに興味を持ったからである。 とりあえず入門書と辞書を買った。『ニューエクスプレスプラス アラビア語』『CDエクスプレス アラビア語』『パスポート初級アラビア語辞典』を買うくらいにしておく。『アラビア語文法ハンドブック』も気になるけど、これはいずれ。 アラビ
私の趣味は英米小説の翻訳である。趣味なので見返りはない。ついでに言えば、訳しても権利関係で発表の場はない。 やり方はプロの方々と変わらない。テクストを穴が開くほど読み、文法書や辞典類、インターネットなどのあらゆる手段を使い不明点を解消して、日本語に訳す。とても楽しい。そう、楽しいのだ。 翻訳者になりたい人は多いのに(私もそうだった)趣味で翻訳をする人はそれほど見かけない。私の目に入らないだけかもしれないが。 外国語を学ぶことにも見返りはない。だがそれでもいい。同意してく
英語とどう向き合うか、私にとって永遠の(?)課題である。 思い返せば、中学校入学と同時に英語を習いはじめ、高校では英語を専攻した。こともあろうに大学は英文科に進学してしまった。「進学してしまった」そう、特に英語が好きなわけではないのだ。 卒論は文学テクストを題材に言語学的アプローチから分析をした。英語文体論である。大学院に進学し翻訳研究のようなこともやってみた。繰り返すが、英語は好きではない。 大学院でもうひとつやってみたことがある。ロシア語だ。キリル文字を覚えてから初
英和辞典を選ぶときのポイントを書いておきます。 1 前書きと凡例をすべて読むこと。どのような層をターゲトにして作られているかがわかります。 2 基本単語を引いてみること。be, have, get, makeなどの単語や前置詞、冠詞などを引いて読んでみます。わかりやすいと思った辞書を使うとよいでしょう。 どの辞書を使うか迷ったら、この2点を意識すれば自分に合った英和辞典が見つかると思います。
アメリカ文学史において、失われた世代 Lost Generation といえば 1920年代から1930年代にかけて活躍した作家を指します。スコット・フィッツジェラルドやアーネスト・ヘミングウェイが有名です。 「失われた世代」ということばの起源については、パリで活躍していた、批評家のガートルード・スタインが車の修理工か誰かに向かって言った「あんたら失われた世代だね」というのか最初ということになっています。 この世代のアメリカ文学は豊作で、スコット・フィッツジェラルド『グレ
長文投稿のために、アカウント作ってみました。文学ネタ多めになると思います。よろしく。