アメリカ文学史のキーワード「失われた世代」

アメリカ文学史において、失われた世代 Lost Generation といえば 1920年代から1930年代にかけて活躍した作家を指します。スコット・フィッツジェラルドやアーネスト・ヘミングウェイが有名です。

「失われた世代」ということばの起源については、パリで活躍していた、批評家のガートルード・スタインが車の修理工か誰かに向かって言った「あんたら失われた世代だね」というのか最初ということになっています。

この世代のアメリカ文学は豊作で、スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』やアーネスト・ヘミングウェイ『日はまた昇る』などがあります。

ヘミングウェイとフィッツジェラルドは同じ時期にパリで暮らしていました。フィッツジェラルドの紹介でヘミングウェイはデビューできた、みたいな話もあります。このあたりの事情については、宝塚で舞台化された作品(THE LAST PARTY)に詳しいです。2人がカフェで会話してる場面があります。また、ウディ・アレンの映画「ミッドナイト・イン・パリ」にもヘミングウェイが出てきます。

「失われた世代」の作品は、良いものが多いのですが、わりと暗い話が多いので「ぜひ読んでください」と言いづらいのが悩みどころですね。





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