世界を拡げる。異なる何かを経験する。
本日はACCアドバンスの研修に参加。
3名の講師の方のお話をお伺いする。3名ともゴリッゴリのアスリート経験があり、ビジネス経験もあり・・・という方々。
アスリートの経験が、どのようにビジネスの世界で有用なスキルとして転用されていくかというお話をお伺いする。
目標達成能力だとか、計画立案とその遂行能力だとか、観察力だとか、チームワークだとか、レジリエンスだとか、グリットだとか、イメージが付きやすいワードが次から次に出てくる。
そして興味深いことに、ビジネスで見に就く能力の多くもまた、アスリートスキルとして転用可能だと。もっとも、本当にアスリートになるためにはフィジカルな能力が必要不可欠ではあるのだけれど。
また、3名が口を揃えて話していたことの1つとして、アスリートとして何かしらの専門競技に勤しんでいる人であっても、時として別の競技にチャレンジしてみたり、全く別の世界を経験することが重要で、その経験の多くは本業に活かすことが出来る、と。
一方で、アスリートが置かれている環境というのは、本業以外のことに取り組む人に対して「怠けている」と指摘されることがあったり、「指摘されてしまうのではないか?」とアスリート自身が不安に感じてしまうような雰囲気があったりするらしい。
講師の1名が元ソフトボールの選手で世界一の経験もある方だったが、その人曰く、アメリカ代表などは弁護士や医者など本業があり、副業としてアスリート活動をしている人も珍しくないらしい。
意外。
ソフトボールのアメリカ代表といえば、日本と金メダル争いをするほどの強豪チームなのに、副業だったなんて。
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少し前、コロナ禍が落ち着き始めた頃だったか、大手企業同士が提携して互いに社員を出向させあうような取り組みをしていたことがニュースになっていた。
いうなれば留学みたいなものか。
積極的に異分子を取り入れてイノベーションを起こしたいというのが組織側の狙い。
だけど、その効果は組織だけのものではなくて、個人にとってもプラスになる。
世界を拡げることが重要というのが、昨今のトレンドなのだろうなー。