量り売りの不思議
遠方に住む友人から不思議なメールが届いた。
彼は今、大学院で サーキュラーエコノミーについて研究しているらしい。
確かに、
最近フードロス抑止として、量り売りを行なっているお店を時々見かける。
1番有名なところだと、無印良品などだろうか。
そんな話をしながら、ふと気になったことがある。
「量り売りはいつの間にフードロス抑止の施作になったのか?」
私が子供の頃は、割と身近に量り売りがあった気がする。
ちなみに私は1980年代の前半生まれのアラフォー世代なので、今から20〜30年くらい前までは、量り売りが身近にあった気がしている。
量り売りに限らず、バラ売りだったりとか、
セルフサービスに近いような形で、ケースだったり、瓶だったりに入った食べ物を、買い物客が自ら必要な量を手に取り購入するというスタイルがさほど珍しくはなかった。
しかし、気がつけば個包装が当たり前になり、
パックされた食品が当たり前になっている。
この背景には、
流通の利便性だったり、
衛生的な問題だったり、
プラ容器のコスト減などがあるのだと思う。
気がつけば、量り売りというスタイルは珍しくなったし、
自分自身も、駄菓子屋なんかで誰が手を突っ込んだか分からないような瓶に入ったスルメを口にするのは、いささか抵抗を持つようになってしまった。
#3秒ルールとか言ってたのにね
しかしまた時代は巡り、
現在では衛生的なことは当たり前になり、
それよりもフードロスの方が大きな問題として注目されている。
その結果、
必要なものを必要なだけ購入でき、
また過剰包装を回避できる量り売りが注目されつつあるらしい。
友人は、研究の一端として、
個人で量り売り店を経営する人が、
どのような心情、動機でビジネスを興し、
また個人による量り売り商店を世に展開するためにはどのような打ち手が必要になるか、
そんなことを調べているらしい。
と、いうわけで量り売り店までお使いに行ってきます。
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