見出し画像

過去のnoteから再掲:新卒カードのメリットについての検証

3月も中旬から下旬に差し掛かり、就職活動もトップピークという頃合いでしょうか。
中には既に内定を獲得して、最後の意思決定に頭を抱えている人もいるかもしれないですし、或いは「さぁ、これから頑張るぞ」と意気込んでいる人もいれません。
早く終わらせることよりも、自分で納得のいく取り組みをして進路を選ぶことの方がずっとずっと重要なので、焦らずに頑張ってください!
(ちなみに私の就職活動が終わったのは大学4年の7月頃で、仲間内やゼミ内では一番遅かったように思います)


さて、多くの就活生が「新卒カード」という言葉について、考えたことがあるのではないでしょうか?

新卒カードとは
「新卒」という肩書を持っていることで、就職の際にメリットがあると一部では考えられています。
・実務経験やスキルがなくても入社できる
・新卒入社すると入社後にしっかりと育ててもらえる
・中途では入社しづらい会社に入社できる
などなど

上記に挙げたようなメリットについて、「本当か?」という視点で考え、noteにまとめたことがあったので、再掲させて頂きます。
私は10年ほど人事として、採用や研修などに携わってきたので、企業側の目線が強いかもしれませんが、就活生にとっては参考になる情報もあるので、ぜひご一読ください。


さて、上記のnoteを書いたのが2年前。
そこから新卒採用の状況にどのような変化があっただろうか。


結論、大枠は変わっていないというのが私の感想である。

未だに多くの企業がこの時期に一括採用を行っているし、学生側もギャップイヤーを取ることなく、就職する人が大多数だ。

一部で変化が見られるところがあるとすれば、VRを活用し、出来る限りバイアスを排除した面接方法を導入する企業が増えてきたことくらいだろうか。
VRの中でアバターを用いて面接を行うため、見た目、性別、名前、学歴などバイアスの原因となりそうなファクターを出来る限り排除して採用を行うという手法が注目され始めている。

この手法の妥当性が検証されるのは、入社後2~3年くらいというところだろうから、これから先の動向が楽しみです。


さて、上記に添付した「新卒カード」に関する私の過去のnoteは、下記のような文章で締めくくられていました。

*****
今回は「新卒カード」について考えてみました。この機会にネットでいくつかのサイトを見ていたところ「新卒カードは捨てるな」的な意見を多く見かけましたが、私は捨てても使ってもどっちでもいいと思います。

だって一度きりの人生だから、自分の好きなようにやるのがよいと思うのです。新卒で入社した人の3割が辞める時代です。副業は認められるし、多様性が受け入れられつつある時代なのです。就職だけがキャリアの選択肢ではないし、自己責任で好きにやればいいと思うのです。

ただ、働くってけっこう面白いことだと思いますし、企業に入ることで、個人だと繋がりが持ちにくい人と関わる機会も得られたりするので、人生のどこかのタイミングで「就職」してみるのは経験としてはアリかなと思っています。
#大学4年の時に卒業したら旅に出ると宣言したら、ゼミの先生から静かに諭されたことはこのだけの秘密です

皆さんの人生が彩り豊かなものになりますように!
*****

この考えは今も変わらないというか、私のますます強くなっているように思います。キャリアの選択肢はどんどん多様性を増しているし、キャリアの描き方も自由度が増しています。

新卒就職が全てではないし、100年時代の中でみるとすごく限られた時間の出来事なので、気負い過ぎずトライするのがよいと思います。

就職活動は就職するにせよ、しないにせよ、自分のキャリアを自分で考えたり、描くことができるタイミングだと思うので、楽しんで頑張ってください。
自分のキャリアにチャレンジする人を全力で応援しています!



サポートありがとうございます!小躍りしながらキャリア・コーチング関連書籍の購入費に充てさせていただきます。