あの大企業の裏側に。
企業の実態というのは、外から見ているだけでは分からないものだな、とつくづく思う。
それに、どういう切り口で捉えるかによっても、企業の見え方というのは大きく変わってくる。
・売上高や利益
・顧客満足度
・従業員満足度
・企業ブランド
・成長率
・離職率
・男女比やD&Iの浸透度
・規模
・企業文化、ミッション、バリュー的なもの
などなど。
ここ数日、ビッグモーターの問題がメディアを賑わせている。
極端な例だとは思うけれど、知名度もある大きな企業だったけれど、その闇はことさら深く、ドロドロとした膿があふれ出している。
どれだけの人がこんなことになると予想しできていただろうか。
また、先日ある企業の内情について飲み屋の傍らでお話を伺った。
そこ誰もが知っているような大きな企業だ。
何か悪さをしているという話ではなく、組織体制とかの話ではあったのだけれど、あまりの旧態依然とした状態にびっくりして、何度も「本当ですか?」と聞いてしまったのだけれど、10年以上も勤務している方が直接話してくれていたので、恐らく事実なのだろうと思う。
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就職活動や転職活動を行う際に企業研究をしましょうというアドバイスをよく耳にする。
「企業研究 やり方」的なキーワードで検索すると、様々な情報が出てくるが、基本的にはHPを見る、説明会に行く、社員と話す、業界内の位置づけを知る、競合他社と比較するといった方法が一般的なようだ。
はてさて、これ本当に妥当な方法なのだろうか。
もし企業を適切に理解することが出来るならば、恐らくはどこかに就職するよりも、投資家になった方がよさそうな気がしてくる。
何が言いたいかというと、
コーポレートサイトや説明会で語られるような情報は、当然キラキラした内容がほとんどだし、IR情報を正確に読み解くにはそれなりに知識や経験が必要になるし、社員と直接話したとてその社員のバイアスがかかった情報だし、、、どの方法を用いたとしても、あんまりキャリア選択のために有用な情報が得られるかは怪しいものである。(明らかに経営難な企業とかブラックな企業とかは分かるかもしれないけれど)
企業研究をする実質的なメリットは、面接の際に面接官を納得させるためというのが、一番大きいところなのだろうな。
どうやったら働いてもいない企業のことを理解出来るのか。
これはChatGPTにも解けない難題なのかもしれない。
個人的は”企業”といった大きくて曖昧な括り方で捉えてしまうよりは、ポジションとか上司になる人くらいのミクロな視点で捉えて深掘りする方が、実際に働くかどうかを判断するための有用な判断材料になるのではないか。ふと、なんとなくそんなことを思った夜。
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