新しくはじめること、長く続けること、やめること。一番難しいのは？

今日の福岡は気温がぐっと下がって、いよいよ冬の到来を感じさせる空模様でした。明日はさらに寒くなるそうで、いよいよエアコンを稼働させるか悩みどころです。具体的な理由はないのだけれど、なんとなくエアコンの風が苦手なので、できるだけ付けずにいきたいけれど、同じくらい寒いのも苦手なのでどこまで頑張れるか。自分とのチキンレース展開中です。

さて、今日は脳内に浮かんだことをつらつらと。

次のうち、最も大切なことはどれでしょうか。
「新しく何かを始めること」
「長く続けていくこと」
「長く続けていたことをやめること」

新しく何かを始めることで、視野を拡げたり可能性を拡げたりすることに繋がります。
長く続けていくことで、経験やスキルを身につけ伸ばしていくことが出来ます。
長く続けていたことをやめることで、新しいチャンスをつかむための余白を得ることが出来ます。

始めること、続けること、やめること には、それぞれに良さがあります。

では、始めること、続けること、やめることのうち難しいのはどれでしょうか。

人によって得意不得意があるように、始めることが得意な人、続けることが得意な人、やめる決断をするのが得意な人、それぞれいるでしょう。

新しいことにチャレンジしようと思っていても、不安が勝ってしまって動き出せない人もいれば、アグレッシブに突き進む人もいます。

始めるのは得意だけれど、続けていくのが苦手でなんでも三日坊主に終わってしまう人がいる一方で、一度始めたことに対して黙々と努力を重ねていく人もいます。

ある程度続けたところで見切りをつけてスパッと次に向けて動き出す人もいれば、諦め悪く？執念深く？続けていて辞めない人、止められない人もいます。

二者択一のようで、必ずしもそういうわけではないので、どちらかが良くてもう一方が悪いということはありません。ただ、自分がどういう特性を持っているのか、或いは自分の尊敬する人がどういう特性を持っているのか、またそれはどのようなマインドセットが行動選択に繋がっているのか。生まれつきの性格なのか、後天的に見につけた行動特性なのか。

そういったことを観察してみたり、考えてみると、自分が目指す自分像に近づきやすくなりそうです。

最後に、始めること、続けること、やめることのそれぞれの選択によって、どのようなことを得ることが出来るでしょうか。

新しく何かを始めることによって、価値観を拡げたり新たな可能性に気が付くことがあります。他にも、新しい人付き合い（ネットワーク）、過去に経験したこととのシナジーなども生まれてくるかもしれません。
個人的に一番大きいと思うことは、新しい刺激（経験、人付き合い）を通じて、好奇心が高まっていくという効果があるように思います。その好奇心は次の新たなチャレンジへのアクセルでありガソリンになります。

何かを長く続けることで、得られることはどのようなことがあるでしょうか。
一つの物事に長い期間をかけて取り組んでいくことで、純粋に習熟度が上がります。すなわち、経験が増えて上手に出来るようになる。技術力が上がると、希少性が上がり市場価値が高まります。他に、初見では気が付かなかったような本質的な面白さや課題といったことに気づき、さらに深く取り組むきっかけを得るかもしれません。
これは個人的な見方になってしまいますが、物事を長く続けている人といのは、一定の信用を得ているようにも思います。
どんなものごとであっても、続けているうちに何か知らの障害に出くわすことがある。モチベーションの低下だったり、他の魅力的な何かだったり、技術的な問題だったり、様々な要素があります。長く続けていく人というのは、そういった障害とうまく付き合いながら、時に乗り越えたり、回避する術を身につけている可能性が高くあります。
したがって仕事を任せたときに、途中で投げ出さずに最後までやってくれるのではないか？そんな期待感を勝手に感じてしまうからです。

長く続けていたことをやめると、何を得られるでしょうか。

一つは純粋に時間を得られます。例えば、毎日１時間かけて日記を書いている人がいれば、書くことをやめたその日から１時間の自由時間を手にすることが出来ます。
さらに、手にした時間を何に活用するか、新しいチャレンジへの活力につなげられる可能性があります。現実的には、新しい何かをするために、それまで続けていた何かを手放すということの方が多いかもしれません。（勉強時間を確保するために、YouTubeを見ることをやめる的な）

自分にどういう行動特性があるのか、またその背景にあるマインドセットがどのようなものなのか。理想とする自分像に近づくためにはどの分が活かせて、修正すべき部分はどのあたりなのか。
ものごとへのアプローチという視点から考えてみるのも、一つのヒントになりそうです。
中には続けられることと、何度やっても続けられないことという両方を併せ持っている人もいるかもしれません。そういう人は、その2つの差に着目してみると、自分の本質に気が付くきっかけになるかもしれませんね。