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【職について】キャリアって何? vol.1 ~最初の転機 転校~

朝目覚めた瞬間に「キャリア」について書いてみようと思ったので、自分のキャリアを振り返りながら、その軌跡と正体について考えてみる。


そもそも「キャリア」とはどういう意味の言葉なのか?という話は様々なところで既出なので割愛するが、要は車輪が通った後にできる「轍」のこと。即ち、何かが通った後にできる軌跡のこと。

というわけで、現在の自分に至るまでの轍を辿りながら、特にその後の人生に影響を与えたような転機について振り返ってみる。


最初の転機

キャリアの世界では、「転機」というものにフォーカスして考えることがある。転機とは以下のような3つの"イベント"のこと。
・期待(予想)していたことが起こった
・期待(予想)していなかったことが起きてしまった
・期待(予想)していたことが起こらなかった
これらの転機は自分の状況、考え方、周囲の状況などに何かしらの影響を与える。(ナンシー・K・シュロスバーグの理論)


さて、私自身が過去を振り返ったときに思い出す最初の転機、その記憶は小学校5年生に遡る。

当時、祖母、父、母、姉、私の5人暮らしで、新しく戸建て住宅に引っ越した。場所は元居た市内の隣の区。効率の小学校に通っていた私は転校することになった。

転校前の小学校は35人×5クラスというそれなりに規模の大きな学校。対して、転校先の小学校は35人×2クラスという比較すると小さな学校だった。二つの学校は物理的な距離は対して離れていたわけではないが、生徒の雰囲気が異なり、正直あまり馴染むことができなかった。

自分で言うのもなんだが、勉強も運動もそれなりに出来た。加えて転校生ということで、クラスの注目を集めることになった。誇張して言うならば、一挙手一投足にまでクラスの注目を集めているような気分になり、正直息苦しかったし、ありのままの自分を出すと「えーーー!?」と変なモノでも見るようなリアクションを受け、それも心地が悪かった。次第に周りに対して攻撃的な態度を取ってしまったり、関係性をうまく築くことができず、一時的にクラスメートから無視されてしまうこともあった。


そんな不器用な人間だったから、いつしか自分を素直に表現することを避けていたように思う。本当はただ無邪気にいたかっただけなのに。



思い返して思うこと

この経験を今なお覚えていて、時折思い出すのはどうしてだろうか。自分の最初の失敗経験だからだろうか。当時、クラスメートと喧嘩をしたこともあったが、うまく仲直りができなかった。それが未完の行為となって、心に引っかかっているのかもしれない。


では、自分はどう在りたかったのか、周囲に何を期待していたのか。

在りたかった自分=自分を在りのままに表現することに安心感があり、それを実現すること

周囲に期待していたこと=在りのままの自分を受け入れること、それを尊重してくれること


そうか、マズロー的にいうと安全欲求と社会的欲求の間くらいにいたのか。そりゃ将来の夢なんて描けなかったはずだ。




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