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見えない資産に投資する とは?

先日、FPの勉強を始めたなんて書いたからかもしれないけれど、「資産」という言葉が目や耳に留まる。


昨日ご紹介した、Life Shiftという本の中で「見えない資産」という言葉が出てくる。


恐らく多くの方が「資産」と聞くと、金融資産や不動産資産などを思い浮かべるのではないだろうか。
これらの資産は、金額換算してその価値を知ることが出来る。


一方で、見えない資産とは、健康、家族や友人、知識、スキル、経験、、、、といったものが挙げられる。
これらは、直接お金に換算することが出来ない。

本の中では、これらの見えない資産を大きく3つに区分して紹介している。

「生産性資産」「活力資産」「変身資産」の3つだ。


生産性資産
生産性や所得、キャリアの見通しを向上させるのに役立つ。特に専門技能こそが重要性が高いのだけれど、多くの場合、キャリアの初期で身に着けた専門性だけでは、長い人生を生き抜くことが出来ない。陳腐化したり、市場でのスキルの重要性が変化するからだ。

よって、様々な専門性を組み合わせたり、新しいスキルを獲得し続けるということが重要になる。


活力資産
健康や人間関係など、幸福感をもたらしたり、やる気を引き起こすための資産を指す。

ストレス対処のスキルなども、ここに含まれる。
肉体的、精神的疲労が蓄積した場合に、この活力資産は枯渇しがちになるけれど、逆に活力資産が豊富にあれば、自らをリカバリーさせ、前向きな姿勢を取り戻すことが出来る。


変身資産
人生の中で起こる変化に対処したり、ライフステージを移行させるための意思と能力を指す。不確実性への対処能力などもここに含まれる。

自分を深く内省して理解していること、
多様性に富んだ人的なネットワークを持っていること、
従来のやり方に捉われず変化に対して寛容な姿勢を持っていること、
これらの3要素が、変身資産として重要な点となる。


この3つの見えない資産に投資を続けることが、自らをリクリエーション(再創造)するために重要で、且つ長期化する人生を充実させるために必要なポイントだと、繰り返し述べられていた。


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世に溢れる「資産形成」と称されるセミナーにおいて、金融資産の形成方法に触れられているものは多い。
一部、健康資産などに触れているものもあるけれど、その他の「見えない資産」について取り扱っているものは、かなり限られているように思える。


どこかの物語に出てくるような話だけれど、経済的に大成功を収めた大富豪が亡くなる時に「もっとたくさん冒険をしておけばよかった。もっと友達や家族との時間を大切にしておけばよかった」などと後悔をしながら最期を迎えるシーンがあるけれど、まさに「見えない資産」への投資を怠った結果のように思える。



では、
「見えない資産」への投資とは、どのようなことなのだろうか。


という点は、まだ本を読んでいる途中なので、もう少し理解を深めてから書いてみようと思う。


余談だけれど、
10月の中旬過ぎから、ドラクエウォークを始めた影響で、今日までで約20日間経過し、累計の歩数は約24万歩に到達しようとしている。

1日平均で、1.2万歩。
健康のために1日1万歩くらい歩くと良いなんて、どこかで聞いた気がするけれど、その基準は超えている。

これもある種の「見えない資産」への投資と呼べるのかもしれない。


ちなみに、
「見えない資産」であっても、資産である以上「複利の概念」が通用するし、出来るだけ早いタイミングから意識的に形成することの重要性も、本の中で説かれていました。





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