日記: 飛びたくない鳥と飛んで欲しい人間

飼っている文鳥の話。

うちの文鳥は飛ぶのが好きではない。
できれば飛びたくない、手に乗せてもらって移動したいらしい。
ケージの外に出しても飛び回らず、私たちの側でまったりしていることが多い。

さらに水浴びが好きではない。
文鳥は水浴びが好きらしく、飼い始めて数年は毎日水浴びをしていたが、ここ最近はほぼ月1回になっている。
病院の先生曰く、水浴びは趣味みたいなものなのでしなくても問題はないらしい。

問題はないのだが、握られるのが好きなうちの文鳥の羽根は人の手脂が付いてしまうからか、撥水性が乏しい。
たまにする水浴びではびしょ濡れになり、乾くまで時間がかかるうえ、羽繕いもせず乾いていくのでボサボサになる。
ボサボサになった羽根では揚力が生まれにくいのか、ボサボサのままでは飛べずに羽ばたきながら落下する。
もちろん羽繕いを丁寧にして文鳥自身の脂を羽根に行き渡らせば、撥水性もボサボサも回復する。
毎日の羽繕いは飛ぶためにも必要らしい。
しかしうちの文鳥は飛ぶのが好きじゃないため、ボサボサでも気にしない。
気にして欲しいし飛んで欲しい飼い主だった。

昨日久しぶりに水浴びをしたけれど、やっぱり乾かさないし羽繕いもしないのでボサボサパサパサである。
どうやったら乾かしながら羽繕いするようになるのか…分からない。
文鳥自身が必要性を感じていないなら、それでいいのかもしれないが。


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