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ちょうだい ちょうだい あなたの悲しみや辛さをちょうだい わたしが全部食べるから 苦しさやそ…
ひとつになりたい シンプルで究極の欲望 ひとつになりたい ほら、寂しくないから ひとつにな…
寂しくて会いたいのは社交辞令じゃないなんて言われたら 今すぐ飛んでいくよ わたしだって寂し…
狂酔と共存していた淡い恋 盲目すぎて無知だった日々 気の抜けた炭酸は苦くて 狂うように踊っ…
君が綺麗な言葉を紡いでいる間に 僕は独りよがりな言葉を思い浮かべる 本能的で短絡的な言葉た…
笑えない過去の話を笑って話す 憂いを帯びた横顔はもう思い出せない 柔らかく笑って柔らかく…
ねぇ、あなたは今何をしているの ベランダへ出て遠くを眺めたりして 夜空へ消えていく煙草の足跡を 今日も追っているの? あの日、星が降る夜 少しだけ冷たい風が吹いていて 左手の煙草に嫉妬するほどあなたの右手は温かくて 今もその体温を覚えているの 次の星が降る夜になったら あなたの両手で抱きしめて欲しいって 流星にお願いしたくて わたしは今日も夜空を眺めている ねぇ、 /かとうなみさ
寝坊した薄暗い朝 カーテンから少しだけ漏れる光を頼りに起きたら 夢にうなされる君の唇へキス…
たくさんのあなたと たくさんのわたしと たくさんのきみと たくさんのぼくと 誰もが本当で 誰…
赤と薄いピンク色の提灯が並ぶ川沿い 川へ垂れる桜を見ながら歩く どんな内容を話したか覚え…
あなたと一緒に どこかへ行って なにかを食べて 感情を共有して また来年一緒に この日を過ご…
ねえ、あなた 夢に出てきてどうしたの やあ、きみ 伝えたいことがあったのさ ねえ、あなた …
騙してでも、嘘でもいいから 君をそばに置いておきたい 騙されてても、嘘でもいいから あなた…
独り占めが好きなあなたの 香りは忘れてしまったけれど 狂気のような肌の温度を 可笑しいくらい覚えている 同じ温度になりたかったけれど 今はもう違う肌の温度が あなたに張り付いている 私の肌の温度を あなたは覚えている? /かとうなみさ