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詩: ヒーロー

寝坊した薄暗い朝
カーテンから少しだけ漏れる光を頼りに起きたら
夢にうなされる君の唇へキスして
僕はヒーローになったつもり

安堵して二度寝する君を抱きしめたら
曇り空へ挨拶して珈琲を淹れる
香ばしい匂いが目覚まし時計
君が起きたら魔法は解けて
僕は君の恋人へ戻る

寝坊した薄暗い朝
雨は降らないそうだ


/かとうなみさ



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