マガジンのカバー画像

110
自作の詩をまとめたもの
運営しているクリエイター

記事一覧

詩: 必要だったもの

「ねえ、私に必要だったものはあなたじゃなくて仕事だったの」 君はそう言って僕の家から出て…

2

詩: 揺れている

金色の長い髪が揺れている 下りホームで電車を待つ君は振り返らない /かとうなみさ

かとうなみさ
1か月前
6

詩: お弁当

あのお弁当はあなたと一緒に食べるから美味しかったのね 味のしないシュウマイを口に運びなが…

かとうなみさ
2か月前
4

詩: 優しい声で

君はそんな優しい声で歌ったりしない 変わってないだなんて言うけど 何もかも変わってしまった…

かとうなみさ
2か月前
2

詩:春の雨

春の雨が 悲しくて 辛くて ずっとずっと 泣いている 涙はあたたかくて なんて残酷なんだろう …

かとうなみさ
3か月前
6

詩: 好きだよ

夢の中であなたに好きだよって言われるだけで ずっとずっと幸せでいられる気がするんだ /か…

かとうなみさ
3か月前
1

詩: 春が香る

春が香る夜 瞬く星の下で 細くのぼっていく煙を見ている 地面からたちのぼる春の香りは 人に会いたくなる気持ちを駆り立てる 明日 あの人に電話しようかな /かとうなみさ

詩: 願い

最後のときまで ずっと そばにいてね /かとうなみさ

かとうなみさ
4か月前
7

詩: 今日を生きている

あなたを抱きしめるだけで救われる今日を生きている /かとうなみさ

かとうなみさ
4か月前
6

詩: 雨音

雨音に消えていく泣き声を あなたは知っていますか /かとうなみさ

かとうなみさ
4か月前
2

詩: どこまでも

あなたは わたしの幸せだけを願って 消えていくのね 明日は どこにいるの わたしには 知る資…

かとうなみさ
4か月前
6

詩: ぐしゃぐしゃになって

君の泣き顔を思い出して どこまでも どこまでも 悲しくなって 有刺鉄線が身体に絡まり続ける …

かとうなみさ
4か月前
4

詩: すべてがおわって

すべてがおわって またあたらしく あしたがはじまる いまはまだ あしたときょうのあいだにい…

かとうなみさ
5か月前
6

詩: 新しい景色

目の前の景色がガラガラと音を立てて崩れ落ちていくのを ただ見ていることしかできない 崩れ落ちた先にある新しい景色はどんな色? /かとうなみさ