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詩: 星が降る夜

ねぇ、あなたは今何をしているの
ベランダへ出て遠くを眺めたりして
夜空へ消えていく煙草の足跡を
今日も追っているの?

あの日、星が降る夜
少しだけ冷たい風が吹いていて
左手の煙草に嫉妬するほどあなたの右手は温かくて
今もその体温を覚えているの

次の星が降る夜になったら
あなたの両手で抱きしめて欲しいって
流星にお願いしたくて
わたしは今日も夜空を眺めている

ねぇ、


/かとうなみさ

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