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おすすめ本「ぷしゅ よなよなエールがお世話になります」

ジュークアンリミテッドの社内外報のおすすめ本のコーナーでも取り上げ「ぷしゅ よなよなエールがお世話になります」。ヤッホーブルーイングさんには個人的に思い入れがあり、昨年からよなよな熱が冷めやらぬのでnoteでもおすすめしたいと思います。長野の工場見学にも行ったことがありますが、もう一回行きたいな、と思う場所。工場見学・企業ミュージアム巡りを始めた頃に行った初期の思い出の場所でもあります。

毎日晩酌するわけでもなく、飲める量は人並みより少し少ないくらい。クラフトビールはブランド研究の観点から少し人よりは詳しい程度。そんな私がよなよなエールが面白いな〜と長年思っている理由が3つあります。

①「自分の仕事」を意識し始めた時に出会ったブランド

②身近なものだからこその没入感

③社長と社員 両方の目線から知れる


①「自分の仕事」を意識し始めた時に出会ったブランド

大学を卒業してからは建築、オフィス、デザインの仕事に携わりたいと思って就職しました。20代を振り返ってみると、これが一生の仕事になるか?将来のビジョンは?に結びついていかなったように思うし、実感がなかったです。仕事のステージも年齢も上がり、後輩・部下を持ちマーケティング、ブランディングの入り口に立った頃、色々調べたい・学びたい欲が自然と高まりアンテナを張り出しました。当時の社長のススメもあり、東京で行われる様々なセミナーや視察にも行かせてもらい、アンテナはビンビンに。ビジネス書を意識して読み始めたのもこの頃だったと思います。

「宣伝会議」は当時から読んでいて、常連で取り上げられていた「よなよなエール」が刺激&勉強になりました。ファンづくりの地道なイベント、社長が広告塔(仮装して表彰式に参加しちゃうとか)、うまくいかなかった時の赤裸々な感じ、が地方中小企業の私にはとても響きました。あれから10年経って昨年改めてよなよなエールに触れて「やっぱりベンチマークはよなよなエールだな」と実感しました。

②身近なものだからこその没入感

「ビール」という身近な商材。すぐに飲めるし買える。そしてブランドとしてはニッチであることが追っかけの対象としては私には自分ごとになりやすかったです。そもそもの知名度が高く予算も人手も潤沢な大手の事例は、結局のところ真似はできないのと、規模が大きすぎてピンときません。建設業にいた私には、泥臭さ・地道さに勝手に親近感を持ち、真似ができそうで、そして実際成功しているよなよなエールが私の中でベンチマークになりました。

あと、私は今42歳なのでアナログからデジタルの境目を経験しています。販促方法、コミュニケーション方法が大きくインターネットの出現で変わっています。この時代を共に生きている会社がどうやっているのか?が知れて勝手に親近感を持っています。

③社長と社員 両方の目線から知れる

井出社長のことは本やセミナー、インタビュー記事での発言を目にすることがあり一方的に知っています。2021年の本はスタッフ目線でした。

社長が出版することはあれど、社員が出版するのは珍しいと思います。1つの事象を別な視点で見る。私は13年サラリーマンで、今は社長をしていますが、お客様のプロジェクトを進める際に大事にしてるのは「社員の気持ち」です。社長がヤーヤー言うても、響かないと意味がないし、社員がやってくれないと形にならない。社長には社長の言い分と見えている世界があることに今は社長をやっていて分かります。が、同様に社員には社員の言い分と世界がある。どっちも知ってるからハイブリッドでいたいと心がけています。


全てはプロジェクトが最大効果を生むために

当社の事業はブランディング×設計です。オフィス、工場建設は改修でも数千万円。新築なら億の投資です。関わるみんなが「よかったね!」となるためにできることは沢山あります。と、いうことで昨年末からよなよなエール熱が再燃し、もう一回ファン作りや巻き込み方について勉強し直しています。これからもヤッホーブルーイングを勝手に追っかけていきたいと思います。

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