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【考察】上を見上げる、という姿勢から得られる意外な効果

「髪の毛を洗う時、上を向いて洗うといい」

という話がある。重力は下に行く。だから毎日髪を洗うとき、下を向いて洗っていたら頬の肉も下に垂れ下がるから上を向いて洗いましょう、というよくあるお話をご存知だろうか。こんな風に、美容の世界では「皮膚のたるみを予防する」という観点で上を向くという行為について話されることがある。

ところがどうでしょう。キンコン西野です、という自己紹介から始まるお馴染みの西野さんの、とあるyoutubeで空間演出にまつわる話があった。その中でおっしゃる中に「上を見ると笑顔になる」というキーワードが飛び出したのである。

ええええ???!

全然考えたことがなかった。
笑顔を増やすための施策の一つが、
上を向く、なのである。

例えばバスケのアリーナの形状を考えたら、すり鉢状になっていてコートの位置が一番深い。バスケットコート上のパフォーマンスを見る観客側からすると、ずっと下を向いていることになる。観客の満足度を上げる施策を考えるのに、この状況は勿体なくないですかと。

この「空間」と「顔を見上げる」という構図から「笑顔を引き出す」という発想に似た感覚を、そういえば私はよく天気がいい時に感じていた。

めっちゃええ天気やなあ。
青空が気持ちいいのはなんでやろうなあ、って。
曇りの日にはあんまり思わないんだけれど、晴れ晴れとした日にはよく見上げて思うのです。

それをずっと、わたしは「空に蓋をするものがないから」だと思っていた。

でも改めて考えてみたら、青空を見たくて見上げた結果、私は晴れやかな気持ちになっているのかもしれない。見上げるという行為そのものが、一つの要因に絡んでいるのかもしれない。

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子供達がわたしたち親に向かって何か嬉しいことを伝えにくる時も、見上げたら笑顔がぱああああっと華やかになるじゃない。あれも上を見上げる効果なのかなぁ。

人間は体の構造上、見上げ続けるようにはできてはいない。前を向くようにできている。仕事柄屈んでいたり、PC仕事をしている人も、もしかしたらちょっと見上げるだけで気持ちもリフレッシュにつながるのかもしれないですね。

見上げて感じられるプラスの魔法。
気づいたキッカケはビジネスの話ではあったのだけど、日々の暮らしにも積極的に取り入れたいなぁと思ったのでした。

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