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【長所と短所は表裏一体】

私が子育てのアドバイスを
する際には、

「子どもの
 短所が見つかるということは
 同時に長所も見つかるということ」

とお伝えしています。


先日も、

「うちの子は積極性がない。
 どうしたら良いでしょうか?」

というご相談をお受けしました。


詳しくお話を聞いていると、

・幼稚園でも皆の輪の中に
 入って行かず、

・何をするにも周りの子を
 じっと観察していることが多い

とのことです。


これを親御さんは
「積極性がない」と
“短所”として捉えています。


でもこれは反転すると、

「物事を丁寧に進めることができる」

という“長所”として
捉えることができますよね?


お子さまはこれから、

・細かいことに気づき、
 観察力や分析力がある

・周りに気配りができる

という子に
成長していくかもしれません。

これは素晴らしい特性です。


私たち大人でも、
なんでもできる人間って
ほぼいないと思います。


誰でも得意不得意あり、

得意なことを伸ばし、
不得意なところは
誰かに補ってもらいます。


もちろん不得意なところを
自分でも改善する努力は必要です。

ただ、自分の得意に気づくことも
とても重要です。


自分自身で、
得意も不得意もどっちも
知っているから、

得意を伸ばし、
不得意を補うことができます。

不得意を受け入れることが
できます。


自分の得意を知らなかったら、
不得意ばかりが目に付き、
ネガティブな気持ちになりますよね。


子育てでも同じです。

親御さんは、
子どもの不得意(短所)ばかりに
目が行ってしまったら、

親御さん自身が
ネガティブな気持ちに
なっちゃいますよね。


そしてそれは、
お子さまにも伝染してしまいます。

親が子どもの短所ばかり見ていたら、
子どもも自分の短所ばかりに
目が行ってしまいます。


特に子どもの頃というのは、
親によって長所短所が
決まっていくようなものです。


子どもは、親から褒められれば、

「あれ?
 こんなに褒められるってことは
 これはすごいことなのかな?」

と思い、自分の長所に
気づくようになります。


反対に親から怒られ続けたら、

「こんなに怒られるってことは
 自分はこれができないんだ…」

という感じで短所(苦手)として
認識してしまいます。


こうやって子どもへの
接し方も変わってきますので、

親御さんも、お子さまの
長所と短所を見つけていくのが
良いと思います。


短所が見つかったら、
それは同時に、
反転した長所も見つかるということ。


だから、
短所が見つかった時は
ラッキーですよね。

長所も見つけられる
ということなのですから。


そんな感じで、
子どもの長所も短所も
見つけていくのが良いと思います。

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