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中学受験がキツイ…でもそれは当たり前

先日、こんなご相談をお受けしました。

「中学受験の勉強に取り組んでいる
 小学校6年生のわが子が、
 『もう受験をやめたい。公立中学でいい』
 と投げやりになってきた。
 子どもの意見を尊重した方が
 良いでしょうか?」


こちらのご相談に関しては、
親御さんの気持ちも
お子さまの気持ちもよくわかります。

小学校6年生というのは、
ホント、まだまだ子どもです。

誰だって不安に
なっちゃうんですよね。


ただ、小6のこの時期に、

「じゃあ、中学受験はやめよう」

という選択はないかなと
私は思います。


もちろん、
本当にお子さまが精神的に弱くなり、
体調を大きく壊すなどの
身体的な影響が出てきているのであれば、

受験をやめる
という場合もあるでしょう。


ですが、中学受験というのは、
基本的には親が主体となって
進めていくものです。


「中学受験は親の戦い」と言われ、
一般的にはいつの時代でも
物議を醸すものです。


でもよく考えてみれば当たり前で、
小学生の子どもがこの年齢で、

・自分の将来を明確にし、
・そこから逆算して計画を立て、
・モチベーションを明確にして、
・自らを奮い立たせて、
・努力を続ける。

なんてことは、
できるわけがありません。

親が上手く導かなければ
いけないわけです。


中学受験をよく思わない親御さんは、
中学受験をしなければ良いだけです。

それも各ご家庭の教育方針ですので、
どちらが良い、悪い
というのはありません。


ただ、
中学受験をすると決めたのであれば、
親御さんが主体となって、
お子さまを導いていかなければいけません。


これは、
「子どもの意思を無視する」
ということではなく、

「親が子どもを導く覚悟を決める」
ということですね。


親がブレたら、子どももブレます。

親が不安になったら、
子どもも不安になります。


先ほども言いましたが、
小6のこの時期は、
誰だって不安になります。


私たち大人だって、
テンションには波があります。

やる気がある時もあれば、
急にやる気が失せる時も
よくありますよね。


そのような気持ちを理解し、
寄り添ってあげて、
またテンションの波が上がるように
導いてあげなければいけません。


お子さまだけでなく、
親御さんご自身のメンタルも
調整しなければいけません。


なんて大変なんでしょう…

大変ですよね。

でもそれが中学受験です。


中学受験は
「親の戦い」ではなく、
あくまでも
「“親子”の戦い」です。


子どもは受験で多くを学び、
大きく成長していきます。

それは親御さんも一緒です。

親御さんも子どもの受験で
いろいろな体験をして成長します。


そして中学受験の場合は、
進学塾の講師も大きな味方となります。

講師の方にも頼って、
よく相談して、
チームプレーで頑張っていくのが
良いですね。

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