【時間感覚を身につけさせる方法】
「わが子がなかなか
時間の感覚を身につけてくれない」
という親御さんからのご相談も
よくお受けします。
「●時までに勉強を終わらせようね」
「○時までに片付けを終わらせようね」
と伝えても、
お子さまが、きびきび動いてくれない…
急いでいる様子も見えない…
というご状況。
こういう時の考え方は、
3つほどポイントが
あるかなと思います。
■1つ目、
「自分が決めたようにする」
子どもは本来、
「自分のやりたいことをしたい」
という生き物です笑
なので、時間を決める場合は、
できるだけお子さまが決めたように
してみると良いかもです。
「これを終わらせるのは、
5時までにする?
6時までにする?」
というような選択肢を与える
声がけが良いですね。
自分で決めた時間なら、
お子さまも納得しますし、
時間の意識もするようになります。
■2つ目、
「ハードルを調整する」
たとえば片付けの場合、
「○時までに全部片付けなさい」
と伝えても、
お子さまにとっては、
時間を意識する前の段階の、
「全部片付ける」というのが
大きなハードルになっている
場合もあるのです。
であれば、
そのハードルを調整して、
低くしてあげます。
全部でなくても、
まずは1つ、2つだけでも良いので、
「このおもちゃをあの箱に片付けてね」
という声がけが良いですね。
ハードルが下がれば、
お子さまはきっとできるようになります。
そして、できたことを
しっかり褒めてあげる。
するとお子さまも
達成感を得ることができて、
「自分はできるんだ!」という
感覚が身につきます。
そしてその後、徐々に
片付けの量を増やしていけば、
その各ハードルの中で、
きちんと時間通りにできるように
なっていきます。
片付けもできるようになりますし、
時間通りにできるようにもなります。
ダブルの成功体験を
与えてあげることができますね。
■3つ目、
「リマインダーをする」
リマインダーとは、
「何かを思い出させるための合図」
という意味。
仕事でも、
「リマインダーメール」
というものがありますよね。
もともと打ち合わせなどの日程が
決まっていても、
再確認の意味も込めて、
事前にメールをするものです。
私もよく、
「今週の○月●日の打ち合わせ、
よろしくお願いいたします」
とリマインダーメールをもらい、
「あ!この日、打ち合わせだった!」
と思い出すことがあります(汗)
大人の私でも日時や時間を
忘れることはあります。
子どもも同じで、
実は子どもは、
時間をしっかり頭に入れていない。
つまり、忘れた状態であることも
多いんですよね。
であればこの場合は、
「今日は●時からお勉強だから
○時までにお部屋片付けようか」
というような、
事前に、思い出させる声がけ、
(時間を意識させる声げけ)
リマインダーをしてあげるのが
良いと思います。
「子どもは時間を忘れることがある」
ということを想定した声がけが
必要かなと。
わが子の時間感覚を
身につけさせるためには、
■自分が決めたようにする
■ハードルを調整する
■リマインダーをする
このあたりを意識して
接してみると良いかもです。
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