見出し画像

一度怒られる経験をした方が良い?

子育ての中で、

「子どもは一度怒られる経験を
 した方が良い」

という考え方もあります。


これは確かにそう言えます。

ただ、その経験が必ずしも良い
というわけではないかなと。

なので結局は、

「怒られなくてもできるようになる」

という方向に導いてあげる
必要があると思っています。


たとえば先日、

「子どもの行動が遅い」
というご相談がありました。


朝ごはんを食べるのが遅かったり、
学校に行く準備が遅くて、
遅刻しそうになる。

それで親御さんが
どうしてもチクチク言う機会が
増えてしまう。

というお悩み。


これも、よくあるご相談です。

周りのことを気にしないで
マイペースな子はたくさんいますよね。


いつも親御さんが
いろいろ言い続けているおかげで、
遅刻しないで学校に行っています。


でもこれを、

・あえて親御さんが言わないで、
 学校に遅刻してしまったらどうか?

・遅刻して、
 先生に怒られたり注意されたりしたら、
 本人の意識が変わるのか?

という考え方もありますよね。


確かに、
子ども本人の意識が変わって、
これからは遅刻しないように、
自らきびきび動くように
なるかもしれません。

でも、

「あー、遅刻してもこんな感じなんだ。
 じゃあ、遅刻しても別に良いかな。」

と思うかもしれないですよね。


正直、お子さまが
どちらの状態になるかは
わかりません。


なので、

・あえて遅刻をさせて
 怒られる経験をしてみる

というようなことは
別にしなくても良いかな
というのが私個人的な意見です。


もちろん、
普通の日常の中で、
「悪いことをしたら怒られる」
という経験は必要です。

今回は「遅刻」に関してですが、

あえて、
遅刻(悪いこと)をさせる
必要はないかなと。


それよりも、
「遅刻しないことが当たり前」
という状態を作るように
導く方が良いかなと。


今はまだ、
子どもはなかなかきびきび
動かないかもしれません。

親御さんがチクチク言う機会が
多いかもしれません。


それでもその中で、

・朝ごはんの品数を減らしても
 栄養は変わらない献立にしたり、

・着替えを早めるコツを見つけたり、

など、
毎日のルーティーンの回転が
速くなる工夫ができてきます。


「遅刻しないのが当たり前」
という行動が
できるようになっていきます。


あえて「悪いこと」をせず、
常に「良いこと」ができるように
導いていくのが良いかなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?