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「考えることが楽しい」という境地

「賢い子に育てたいのに、
 わが子がなかなか考えてくれない。
 難しい問題が出たら、考えずに
 すぐに諦めてしまう。」

という
親御さんのお悩みやご相談は
結構、多いですね。


「『考えることが楽しい』と
 思ってもらいたい。」

もし、こう願っているのであれば、

「考えた結果、楽しいことがあった」

という体験が必要になります。


まずはお子さまに
この体験をさせてあげるように
考えていくのが良いですね。


ただこれは、
すぐに上手くいくものでは
ありませんので、

長期的にお子さまとともに
成長していくようにします。


子どもでも、ある程度「現実」が
わかるようになってくると、
難しい問題や考えることは、
誰だって嫌だと思います。


私たち大人だって、
明らかに自分では登れない壁は
最初から登ろうと思わないですよね。


子どもにとって、
諦めてしまう難しい問題というのは、
それくらい高い壁だということ。


小さい頃は考えるのが楽しかったのに、
解けない問題が増えてきて、(現実を知る)
考えるのが楽しくなくなってきた。


この段階から、
再び「考えることが楽しい」
と思うようになるのは、
多少、長期戦にはなると思います。


ただ、
・目の前の問題が解けるようになる
・直近のテストの成績を上げる

などは、比較的早く
できるようになります。


ですのでまずは、
ここから始めていくのが良いですね。


目の前の成績を上げること。

その体験を積み重ねていくと、自然と、
「解くことの快感」
「成績が上がることの快感」
「考えることの快感」
が身についていきます。


子どもも大人も
問題が解けたら気持ち良いものです。

壁を乗り越えたら気持ち良いものです。


本当は子どもも、
「問題が解けるようになりたい」
という思いがあります。


なのでまずは、
目の前の難問を、
1問でも構いませんので、

一緒に解いてあげて
「問題が解けた」という体験を
させてあげるのが良いでしょう。


現時点でそれの時間が
かかってしまうのは、問題ありません。

どのレベルのお子さまでも、
自分の力よりも難しい問題であれば、
誰だって理解するのに時間がかかります。


でも、
その中で理解することができたら、
実力をつけたことになり、
達成感を得ることができます。


確かに親御さんとしては
最初は負担になるかもしれませんが、

できるだけ、お子さまに
そのような体験をさせるために、
時間を作ってあげると良いと思います。


「問題が解けた体験」が積み上がり、
「問題が解ける快感」を知れば、

その快感を求めて、
子どもが一人で勉強できるように
なっていきます。


そこからは親御さんの手も離れるので
ちょっと大変なのは最初だけです。


まずは1問でも良いです。

1問ずつ、時間をかけて、
解き方を教えて解けるようになる。

という体験をしていくと良いと思います。

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