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集中力は「開始」にかかっている

「子どもの集中力がない」
「勉強に集中してくれない」

という親御さんのお悩みを
良く聞きます。


細かく分析してみると、
「集中力という“能力”がない」
というわけではないんですよね。

子どもも勉強ではなく
好きなことなら
めちゃくちゃ集中したりします。


私たち大人だって、
気分が乗らない時や
他に悩みがある時などは
集中できなかったりします。


一概に「子どもの集中力がない」と
ひとくくりにしないで、
ちょっと細かく分析して
対策を考えていくのが良いと思います。


お子さまを、勉強に集中させたいと
考えている場合、

最初にして最大のハードルは、
「勉強の開始」だと思います。


何事でもそうですが、
最初の一歩に大きなエネルギーを
使うんですよね。

「腰が上がらない」
という状態です。


なのでまずは、とにかく
「開始させる」という部分について
親御さんがサポートしてあげるのが
良いと思います。


たとえば、
勉強の開始の時は、
できるだけ簡単な勉強から。

計算トレーニングなどは
オススメですよね。

すらすら解ける問題から始めれば、
まずは「勉強の開始」のハードルを越え、
そこからは、その勢いのまま
進められることが多いです。


もし短時間で集中が切れたら、
一旦休憩して再開。
再開の時も簡単なものから始めるなど。


開始の時の「勉強の内容」を
工夫すると良いと思います。


また、開始のハードルを
下げる方法の1つとして、
「環境を整える」ということもあります。

たとえばその日に始める勉強の、
参考書を開いたり、
ノートを開いたり、
ペンを用意したりなど、

親御さんが準備してあげて、
あとはお子さまが机に向かうだけ
という状態にします。


もちろん勉強は強制して
するものではありませんので、

親子で学習計画を立てて、
お互いが今日すべきことを
共有した状態で、

今日やるべき勉強の開始の
サポートをしてあげる
という感じです。


これは親御さんとしては
「そこまでしないといけないか?」
と思うかもしれませんが、
実際に中学受験で難関校に
合格している親御さんの多くは
やっていました。


別にこれは永遠にするわけではなく、
子どもが中学生以降は、
自己管理ができるようになり、
する必要がなくなってきます。


ただ、子どもに限らず大人でも
最初の一歩は腰が上がらないので、
何かしらサポートしてあげる意識は
親御さんには必要かと思います。


それくらい「行動の開始」は
ハードルが高いのです。

開始のハードルさえ越えれば、
集中モードに入りやすくなります。


勉強に対する集中力については、
まずは「勉強の開始」部分に
注目すると良いと思います。

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