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苦手意識を植え付けず、苦手を克服させる

子どもの勉強について、

「苦手な問題をどう克服していくか?」

と悩まれている親御さんも
結構多いと思います。

苦手な問題や、解けない問題ですね。


結論から言うと、
これはお子さまの年齢によって
ちょっと変わってきて、

小学校中学年くらいまでは、
そこまで意識しなくても
良いんじゃないかなと思っています。


もちろん親としては、
子どもにできるようになってほしい
と思う気持ちはよくわかります。

これは勉強に限らず、ですね。


運動に苦手意識を持ってほしくないから
運動系の習い事をするなどは、
とても良いことです。


ただここで大事なのは、
子ども自身に苦手意識を
植え付けないようにすることかなと。


私の知人の親御さんの
事例ですが、

小さい頃のわが子の
体の動かし方を見て、

体のサイズに動きが合っていない
と感じて体操教室に通いました。


その結果、お子さまは
動きがスムーズになり、

運動が得意な子へと
成長していきました。


この事例は、
素晴らしいと思います。


動きがちょっと遅いまま
育っていったら、
もしかしたらその子は
運動が苦手になったかもしれません。

そこを親御さんが
苦手意識を植え付けさせないように
導いたという感じですよね。


「子どもに苦手意識を植え付けず、
 自然と苦手が克服されていく」

幼少期や小学校低学年くらいまでは
この考え方が理想かなと思います。


それを、
たとえば小学校低学年くらいの
プリント学習などで、

「苦手分野を集中して解かせる」

というような勉強の仕方は、
ちょっと注意した方が良いかもですね。


小学校中学年までの勉強で
大切なことは、

・勉強嫌いにさせないこと
・学習習慣を身につけさせること

です。


中学受験を考えている場合、
小学校中学年くらいから
専用の進学塾に通います。

ある意味、ここから
本格的な勉強が始まります。


で、その時にスムーズに
勉強に取り組めるように
なるためには、

その前段階では、

・勉強嫌いではない
・学習習慣を身についている

という状態にしておくこと。


そうなると、
「苦手分野を集中して解かせる」
みたいな学習をしていると、

余計に苦手意識ができたり、
勉強嫌いになってしまう可能性も
あるんですよね。


苦手を克服させるのは
大切なのですが、
苦手意識を植え付けないように。


たとえば、
スラスラ解けるような問題の中に、
一部、難しい問題を入れる。

先に計算問題をスラスラ解いて
勢いをつけてから、
ちょっと難しい問題を解く。

みたいな感じで、
自然と難しい問題に挑戦するような
学習をするのが良いと思います。


苦手問題を集中的に取り組むのは、
小学校高学年くらいからで十分です。


それまでの段階では、
苦手意識を植え付けないように
導いていくのが大切かなと思います。

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