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フリアコを始めた目的 #14


前回~
・あるゲストハウスでの出会いがきっかけでフリアコに興味を持つ
・とりあえずやってみるかの精神で関西のゲストハウスに問い合わせを行う
・特に行く宛てもなかったので、採用前にも関わらず関西へと飛び立った


前回の記事↓



「いつから来れるの?」


採用前に現地に向かってのオンライン面接。

だめならだめでそれから考えようと思っていた。

そんな中、軽い挨拶の後の第一声がそれ。

「志望動機」や「ガクチカ」ほど堅苦しいものではなくとも、
「なんでフリアコがしたいのか」や「年齢やこれまでの経験」程度は聞かれるもんだと思っていたから、とんだ拍子抜けだった。

最短明後日からと伝えると

「じゃあ、明後日来てください!」
「え?」
「ん?どうかした?」
「いや、こんなあっさり決めていいのかなと思いまして…」
「うちのボスが『良い』っていえばええねん!」


その後は条件の確認などを行いつつも、終始和やかに終わった。


とにかく一瞬だった。

同時に無事行き先が決まったことに安堵した。


まず、フリアコをしようと決めたきっかけは前のnoteに記載した通り。

それも踏まえて、フリアコを始める目的が3つあった。

①これまで「ボランティア・簡単なワークショップ」レベルだったボドゲフリーランスの活動を「イベント業」に昇華させること
②転々生活では中々難しかった「社交性」を学び、育むこと
③お金を媒介しない世界を体験すること


一つずつ振り返ってみようと思う。


①イベント業への昇華

実はボドゲフリーランスとしての活動、新型コロナウイルスの影響で難儀を極めていた。

というのも、ゲストハウスに宿泊者がいないため、提案にご了承いただいていても、ボドゲ講座を行う機会が2週間の滞在で1,2度である場合ばかり。

もちろん、ゲストハウス側もそれを承知の上で無料や割引滞在をさせてくれたのだから、気にする必要はないとは思うのだが。

それでも提案するからには価値で貢献したい。
せっかく快諾いただいても、どこか心残りの滞在となることが多々あった。

そこで考えたのが
「もっと宿泊以外の、地元の人を巻き込む方法はないのか?」
ということである。

地元の人も楽しめる企画となれば、おそらくワークショップでは不十分だ。
もっとボドゲの人としてポジションを確立しなければ。


「それならイベントにしてみてはどうだろう?」


そんな構想自体はあったし、多少のイメージは持っていた。


そして、全くの偶然なのか、なにかの運命だったのか。

応募したゲストハウスには「ボドゲルーム」なるものが存在していた。


このフリアコ生活を経て、ボドゲフリーランスとしての活動幅を一気に広げられるかもしれない……!

そんな思惑があった。


②社交性

前回のnoteに記載した通り。

「自分の幸福と将来を考えたとき、社交性から逃げていて良いのだろうか」
という思いからである。

盗み取るには最適な環境であることは間違いない。


③お金を媒介しない世界

以前、住み込みで農業アルバイトをやったときのこと。


時給900円で雑草抜きをやりながら、こんなことを考えていた。

「雑草抜きは単調だし苦痛だ。
それならば報酬は日給2000円+野菜で構わない。その代わり音楽を聴いたり、休憩を挟んだり自由にやらせてもらえた方がお互いメリットが大きいのではないか」

「時給や労働契約という名の呪いがあるから、しんどいのではないだろうか」

(当時の記事)


フリアコは労働の対価として家賃・光熱費・通信費などが無料になるものである。

スキル交換の概念に近いものだ。

自分の価値観を確かめるにはうってつけの環境であると思ったのも1つの目的だった。


フリアコ生活を通して

以上の3点をフリアコに取り組む目的として定めていた。


早いもので、あれから2か月が過ぎ去り、来週でフリアコ生活も終焉を迎える。

何事もやってみなければ分からない。

やはり、理想と現実のギャップは大きくて、この2か月で考えにも変化があったのだが…。

これらについては次のnoteにまとめようと思う。

続き↓





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