見出し画像

ひとりサロンセラピスト。個人事業主11年目にしてFIREを達成。

こんにちは。

サロンオーナー歴、約10年。

ひとりサロン開業コンサル&コーチのけんとです。

「 個人事業主11年目にFIREを達成しました。 」

なんて、告白したら、まわりからは「 いつのまにそんなに稼いだの? 」と思われるかもしれません。

誤解を招くのが、とても怖いので、先にお伝えさせていただきますが、

ここでのFIREは、資産を蓄え、これからは仕事もしないで悠々自適な生活ができるようになった、という一般的なFIREの意味ではありません。

※FIREとは、「Financial Independence, Retire Early」を略した造語。生活費をある程度確保できる仕組みを作ったところで、早期に仕事をリタイアするライフスタイル、という意味。経済的自立→早期リタイア。

ここ数年で流行っている(憧れる人が増えている)FIREですが、今回、私が達成したFIREは少しそれとは異なります。

一般的なFIREは、Financial Independence, Retire Early。

私が達成したFIREは、Financial Independence, Restart Early。

Retireではなく、Restartというところがポイントです。

経済的に自立し、再スタート(Restart Early)

私が目指していたFIREは、経済的自立を達成した後、個人事業主として、自分らしい働き方を「さらに追求する」ものでした。※さらに追求がポイントです。

11年前、会社員を辞め、個人事業主として独立し、自分のビジネスを築いてきました。

というと聞こえはいいですが、がむしゃらに必死になって、働いてきました。1人ブラック企業の自負もあります。

がむしゃらに走り続けた今、ふと立ち止まってみると、毎月の家賃や固定費の支払い、また、今後の生活費の心配をあまりしていない自分がいました。

決して資産が十分あるわけではありませんが、集客の仕組みができたこと、また、全てゼロの状況から個人事業主として10年以上生き残れたこと。

この経験を経て、まあ、今後もなんとかなるよね、という自信と安心感を持てるようになりました。

※もともと自己肯定感が低く、超心配性な私にとって、このメンタリティを持てたのは、劇的変化。

おかげで、バタバタと忙しい毎日ではありますが、メンタル的にはとても落ち着いた状態で、仕事や人生と向き合えるようになりました。

好きなことで起業したはずなのに。FIREへの疑問

とはいえ、実は、私も過去には、世間に感化されて、たくさん稼いでいつか早期リタイアできたらいいな、なんて考えていた時期もありました。

でも、思ったんです。好きなことを仕事にしたい。自分の好きなことで人の役に立ちたい(笑顔にしたい)と思って起業したのにも関わらず、すぐにリタイアしたいと思うなんて変じゃない?と。

実際のところ、家賃や生活費のやりくりが苦しく、困窮していた時期も、好きなことが仕事だったわけですから、楽しいんです。楽ではありませんでしたが、楽しかったんです。※これはいまも変わりません。楽ではありませんが、楽しい。

で、こんなにも楽しい時間を、なぜ自ら手放そうと思っているのか、と自分につっこみを入れたわけです。こんな楽しい時間がずっと続いたらいいよね、と思うようになったら、FIREの概念が少しずつ変わっていったんです。

リタイアすることではなく、再スタート(Restart Early)

途中から私が目指すようになったFIREは、経済的自立を獲得した後も、個人事業主として自分のペースで働き、好きなことを仕事にすることで、自由なライフスタイルを実現すること。

時間や場所に縛られず、自分の意思で仕事を選び、進めることができる自由を手に入れたい。

まだ、完全ではありませんが、起業して11年目、そんな感じの状態になっているんじゃないかなあ、と思います。

経済的な心配を克服したいま、今度、私のエネルギーの向かう先は、自分らしい働き方を「さらに追求する」こと。

これからも新たな挑戦や自己実現を追求していくことが私の目標になってきました。

で、いまどんな挑戦をしているのかというと、私のように自分らしい働き方をしたい人のサポートをすることです。

具体的にいうと、下記の記事で書いたような、「良い環境」を作ることです。

まとめ

世間一般のFIREは、早期引退を目指す経済的自立の概念ですが、私のFIREは、自分らしい働き方と自由なライフスタイルを実現するための道。

そんな生活ができるのは、才能があり資産があるごく一部の人だよ、と思われそうですが、社会人になってからヘルニアになり鬱になり転職すること7回。

起業前は、自己実現どころかFIREどころか、将来、食べていくことができるるのかしら、と心配していた自分が、いまは人の目標のサポートをすることが生き甲斐になるだなんて、思っても見ませんでした。

自分の経験が、これから人の経験値につながるような、そんな時間をこれからは過ごしたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?