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子どもに植物の名前をつけるなら

さくらちゃん、あおいちゃん、かえでちゃん…植物から名前をもらった子たちを見ると、いいなと思う。華やか、清楚、上品。植物によって、様々なイメージがある。この植物のような人に育ってほしい、という親の願いが、そのまま形になっている。最近、親しい人が、新しい命を授かった。頼まれたわけでもないけれど、子どもの名前について、考えるようになった。

今週、友人と北海道の雨竜沼湿原に行ってきた。そこは、たくさんのお花に出会えるということを知って、ずっと行きたいと思っていた所だった。はたして、行った先は、想像以上に素晴らしい場所だった。お花たちを巡りながら、子どもの名前の候補になりそうな植物たちについて話をした。

① あやめ

ヒオウギアヤメ

アヤメが自生するなんて知らなかった。そして、こんなに群生していることにも、驚いた。 (黄色の花はエゾカンゾウ) あやめさんは、明るくて、キリッと芯の通った女性のイメージ。
天気は、モヤモヤ。

② ゆり

クルマユリ (名前の由来は、葉が車の車輪のようになっているから)

エゾカンゾウ

オオウバユリ

「定番のゆりちゃんも可愛いよね」という話になる。しかし、ここで、ある問題が発覚!!それは"ゆり" と一口に言っても、ゆりにもバリエーションがあること。命名者は、クルマユリのような楚々としたゆりを想像していたとしても、人によっては、カサブランカのような大きくて華やかなゆりをイメージをするかもしれない。けれど、結論としては、相手に委ねるしかないということに。

③ らん

ホソバノキソチドリ

ここでもランのバリエーションが問題になり…「名探偵コナン」の毛利蘭ちゃんは、どのようなランをイメージしていたのだろうか。ホソバノキソチドリのような、一見目立たないけれど、可憐なランなのか。それとも、存在感たっぷりで、ゴージャスな胡蝶蘭なのだろうか。毛利夫妻の気持ちを推察する。

④ ワタスゲ

ワタスゲ

普段は、ふわふわでも、雨でしっとり

友人は、ワタスゲ推し。「ワタスゲ」と言って、植物とわかる人は、そんなに多くない気がするが…「書道部に入っていて、将来のために真面目に資格の勉強をしているような子」のイメージだと言っていた。

⑤ リンドウとカツラ

秋には、この湿原でリンドウも見られるとのこと。リンドウちゃんも、可愛らしい。けれど、リンドウは漢字で書くと「竜胆」で、お花の印象とギャップが、あるような…また、ここでは見かけなかったが、「カツラも、いいのでは!」と考えた。葉っぱもハートで可愛らしいし、神社で見ることも多く縁起が良さそうだからだ。けれど、カツラは、植物だけでなく、頭に被るものの意味もある。「小学生のうちは、からかいの対象になるのでは?」と友人から指摘を受けた。
名前って、難しい…

タイトル写真は、ハイオトギリです。
雨粒でティアラみたい。

天気はよくなかったけれど、晴れとは、また違う花の姿が見れた。晴れたら、暑寒別岳と南暑寒別が一望できるらしい。近々再チャレンジする予定!

おまけ

「きみはペット」の登場人物は、植物の名前。
主人公は、すみれ、ペットはモモ、友達は、ゆりちゃん、そして、憧れの人は蓮實先輩。最終巻に出てくる、未来の子どもたちの名前もお花。


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