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NZ Great Walks|Abel Tasman Coast Truck|#1 事前準備

NZには無数の遊歩道/ハイキングコース/登山道がある。
その中でも特に美しく、NZの自然を代表するといわれるのが通称Great Walksと呼ばれる9つのトレイルだ。
そのうちの1つ、Abel Tasman Coast Truckを歩いた記録の第1回目。

1.Abel Tasman Coast Truckとは

NZの南島の南端に位置するGolden BayとTasman Bayの2つの湾を堪能できるコースで、高低差が少なく美しいビーチが続くことから非常に人気がある。
全長60kmで大体3~5日かけて歩く。
周回コースではないので スタート地点まで/ゴールから の移動手段を考えておかねばならない。
こちらのサイト(日本語)も参考になると思う↓


更に詳細を知りたい方はこちらも参考に↓

2.DOC と I-site

Great Walks はもちろん、NZの国立公園やハイキングコース、公設のキャンプサイトなどはDOC(Department of conservation)によって管理・運営されており、それらの施設を利用する場合はここに申請する(キャンプサイトや山小屋の中には事前予約不要の場所もある)。
直接DOCのウェブサイトから予約する方法のほか、NZ全土に配置された
I-site(アイサイト)と呼ばれる観光案内所で無料で相談・予約の手助けが受けられる。
I-site には周辺の地図やアクティビティの割引券などが揃っている他、無料のWi-Fiに接続できたり、コンセントを貸して貰える場合もある。

3.キャンプサイトの予約

Abel Tasman Coast Truck には4つのハットと10以上のキャンプサイトがあるが、全て事前予約制である。ハイシーズン(10月~4月)は予約が取れないこともある。各ハット・キャンプサイトには人数制限があり、事前予約なしでは受け入れてもらえない。
また、予約完了時に発行される予約票を印刷・携帯し、レンジャーに求められたら提示しなければならない(携帯が圏外・電池切れなどの事態に備えて印刷することを薦める)。
予約票の提示が出来ない場合は罰金が科せられるので注意が必要だ。

旅具店は友達のアナと一緒に行くことにしていたので、2人で近くの I-site に出向き、職員の方のアドバイスを受けながら日程を決めた。
希望していたキャンプサイトのうち1つが取れず、その日の行程を縮めるor伸ばして他のサイトに泊まらなければならなくなったが、そういった変更も職員の方が色々と相談に乗ってくれた。
また、宿泊しないハットでも給水できることや、各キャンプサイトの設備の詳細なども確認した。
ちなみに、キャンプサイトは1泊$24(NZD)だった(宿泊費は時期によって異なる)。

ハットの水道。宿泊者以外にも開放されている。
コース内の給水ポイントを把握しておくのはとても重要。

我々の日程は以下のように決まった。
2018.1.23 Wainui Car Park - Totaranui  15.5km
 ” 1.24 Totaranui - Onetahuti 14.2km
 ” 1.25 Onetahuti - Watering Cove 13.5km
 ” 1.26 Watering Cove - Marahau 12.4km

青い矢印がスタート/ゴール、赤い矢印が宿泊したキャンプサイト、
緑の矢印は後述するTidal Crossings

旅具店はゆっくり歩きたかったので4泊5日の行程を主張したが、アナが譲らなかった。1.26の夕方に近所のパブ(有名なパブだった)にいいバントが来てgig(ギグ: コンサートの小さい版)をするらしく、何があろうとも26の夕方には家に帰ると言い張ったので、ちょっと頑張って3泊4日で行くことになった。

4.Tidal Crossings について

上の地図の緑の矢印は Tidal Crossings と言って干潟を歩くコースになっており、干潮前1.5hと干潮後2hの間しか渡ることができない。
(※Tidal とは、潮の干満のこと)
特に1つ目の緑の矢印が示す Awaroa Inret は迂回路が無いので、タイミングを逃すとここで何時間もロスすることになる。
計画を立てる段階でこの Tidal Crossings のことをしっかり頭に入れておかねばならない。

コース内のキャンプサイトやハットにも干潮時刻の掲示がある。
干潟を歩いていたら、偶然にも友達にばったり↑
パッキングは突っ込みどころ満載。
向こう岸は遠い

5.出発準備

話し合いの結果、旅具店が2人用のテントを、アナが2人分の食料を持つということになった。
あとはそれぞれ着替えや帽子など必要なものを用意し、出発に備えた。
スタート地点まではヒッチハイクで行こうと思っていたが、アナの友達が車で送ってくれることになり、さらには最終日にゴール地点まで迎えに来てくれることになった。
ありがたい。
あとはしっかり眠るだけ。

次回からいよいよ Abel Tasman Coast Truck を歩いた記録を綴ります。

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