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NZ Great Walks | Abel Tasman Coast Truck|#4 Onetahuti Bay - Watering Cove
シリーズものの第4回目。
この日はOnetahuti Campsite から
Watering Cove までの13.5kmを歩く。
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青がスタート、赤がゴール
この日のコースはアップダウンは激しいが、今までのようなビーチウォークはなく、森の中を進むコースだった。
途中の Bark Bay が Tidal crossing (干潮時の前後数時間しか渡れない干潟のこと)だったが、ここは干潟が渡れなくても内陸に迂回路があり、その迂回路もさほど遠回りではないので、干潮時刻については気にせず歩くことにした。
また、目的地の少し手前からメインコースを外れ、クレオパトラプールと呼ばれる美しい泉に寄り道することも決めた。
この日も快晴。
日差しが強い。
歩き始めてしばらくすると吊り橋に着いた。
超ハイシーズンのこの時期に、吊り橋は奇跡的に貸切だった。
アナと2人でたっぷりと橋からの景色を楽しんだ。
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吊り橋を通過後、少ししてBark Bay に到着。
ちょうど引き潮で Bark Bay の Tidal crossing も難なく渡れた。
ラッキー。
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干潟を渡る場合、対岸のどこからコースに入れば良いのか分かりにくいのだが、岸に近づくにつれてオレンジ色の看板が見えてくる。干潟を渡る時に限らず、トラックを歩くときは常にこのオレンジのサインを追う。
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オレンジ色のサインが見える
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それにしても暑い。
歩くには暑すぎるがビーチでのんびりするには最高の天気だった。
『もう歩くの飽きたー。どっかのビーチで1日中ゴロゴロしちゃうのもアリじゃない?』と冗談を言っていたところ、眼下に青い小さなビーチが見えた。
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う〜ん、美しい。
本当に歩くのなんてやめて、ビーチの木陰でゴロゴロしたいと思ってしまった。
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だんだんと日が高くなり、いよいよ暑さが増してきた。
昨日までの行程で既に30キロくらい歩いていたので膝が痛かった。
目指していたクレオパトラプールはもうすぐだった。
事前にものすごく美しいと聞いていたので、そこで泳ぐのが楽しみで仕方なかった。
が、クレオパトラプール直前でとんでもなく美しい川に出た。
言葉にならないほどの美しさだった。
今まで渡った川とは全く違った。
水がグリーンに輝いていた。
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岸にはこれでもか!というくらい緑が生い茂っていて、その場にある全てのものから新鮮なエネルギーが出ているように感じた。
旅具店は我慢出来なかった。
『あと20分も行けばクレオパトラプールに着くよ?』というアナの助言も退けて水に入った。
川はかなり冷たく、日焼けでチリチリしていた皮膚も膝の痛みも、汗だくで火照った身体も全てがリセットされたような気持ちだった。
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旅具店が泳いでいるのを見て、アナもバックパックを下ろした。
結局2人してここで1時間近く休憩し、旅具店はクレオパトラプールへの興味が薄れてしまった。
こんなに綺麗な川で泳げたのなら、それ以上はないだろうと思った。
しかしアナは『せっかくだからクレオパトラプールも見てくる。Yukaはここで待ってれば?』と言ってバックパックを旅具店に預けてクレオパトラプールまで散歩に行った。
アナの帰りを待つ間、旅具店は川のほとりで昼寝をした。
しばらくしてアナが帰ってきた。向こうの様子を尋ねると『確かに綺麗だったけど、ここと大差ないかな。それに向こうは人が多かったから、ここで泳いだのは正解だったね』と言った。
この川から今日の目的地まではすぐそこで、歩き始めてから1時間もしないうちに着いた。
このキャンプサイトも素晴らしかった。
最大でも1日5組、もしくは10名までしか泊まることのできない小さなキャンプサイトだったが、ロケーションが最高だった。
サイトから階段を10段ほど下りればプライベートビーチだった。
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水は昨日泊まったサイト同様、煮沸しなければ飲めない水だったが、特に問題はなかった。
ビーチの奥には川が流れ込んでいて、静かで穏やかな雰囲気だった。
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ビーチでゆったりと休んだあと、暖かい食事をとって眠りについた。
全行程3泊4日の中で、この日が1番印象に残っている。
とても充実して幸せな1日だった。
次回、いよいよ最終日。
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