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結婚には愛が必要らしい ~契約婚してみた~ #2 結婚に向かない2人

「俺の働いてる会社、結婚すると月5万の手当が出るんだよね。2万あげるから結婚しない?」こんなプロポーズをする男が結婚に向いているだろうか?また、それに応える女も。

勿論、否。である。

こんな2人が結婚に向いてる訳がないのだ。真剣に結婚の事を考えている人には「結婚を舐めるな」と怒られてしまうかもしれない。

実際に「ダメだったら別れればいいよねー」と舐めていた。

それでもこの結婚ももうすぐ3年目。まぁ、さすが結婚に向かない女だけあって、やっぱり結婚には向かないわーと再認識できて、別れようって言われたらいつでもOKって気分ではある。とは言え色々手続きやら何やら有るので、自分から別れようって言う程、別れたい訳ではない。

「逃げ恥」がそうだったように、漫画とかなら契約婚から愛が生まれるだろうけど、現実ではそんなことはない。

そもそも男性としてタイプではないのだ。

彼のことを少し…とは言え、彼のプライバシーを守らねばならないので、実際にはそうは呼ばないが名前は「加藤くん」以上出さないし、詳細のプロフィールは出さない。

加藤くんは同世代ではあるが年下で、世間的にはそこそこイケメンの部類に入るのだろうか。性格は漫画やゲームで言うとこの俺様キャラ。元々はそこそこ自由人だったが、現在は営業職のサラリーマン。本人曰く「俺はモテる」らしい。だが元カノなどには「あんたには本気になったらダメだわ」と言われてしまう残念な男。

私は年相応には数名の方とお付き合いをしてきている。けれど、恋愛体質でなくデートは月イチとかで十分だし、私のやりたい活動を認めてくれない人だとわかれば、すぐに別れるし、極めつけはADHD疑いのあるポンコツなので相手から呆れられる事も多い残念な女。

因みに好きなタイプは奥田民生氏。のらりくらりとしているようで確固たる自分を持っている。でも基本的にはゆるーい感じが大好き。まぁ加藤くんとは真逆と言っても良いだろう。

そんな2人が出会って数時間後に「俺の働いてる会社、結婚すると月5万の手当が出るんだよね。2万あげるから結婚しない?」と言う会話になったのだ。2万に釣られた安い女だろうか?出会った時は絶賛自由にふらふら期間中だったので、籍入れるだけで月2万はでかいな…と思ったのは確かだが、それ以上に出会って数時間でこんな会話をする男を「こいつぶっ飛んでて面白れー」って思ってしまった。最初からタイプではなかった。でも人間として面白い。それに乗っかってやろうじゃないかと思い、出会って1ヶ月以内に結婚。何だかんだで中古だけど家まで買って共同生活までしている。

もうすぐ3年目突入の結婚生活。

現時点での感想は

結婚しての後悔はない。

…が!

家を買った(買う許可をした)後悔…と言うか、反省はある。

エッセイのタイトルは「結婚には愛が必要らしい」だけど、正確には「結婚生活には愛が必要らしい」だ。

このエッセイではそんな出会いから結婚まで、また結婚してからの反省などを綴り、契約婚に興味がある人(いるのか?)の参考になればと思います。

気分屋のズボラ人間なので、更新は不定期になると思いますが、できるだけ毎日更新を目指します。


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