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4月13日の稽古場から

先週土曜日(4/13)は3人の役者と演出で原民喜の「砂漠の花」を稽古しました。
(最近の稽古場はこれに加えて1歳児もうろちょろしています 笑)

いつもの稽古では一人が朗読した直後に演出と他のメンバーがコメントするという流れを人数分繰り返すのですが、今回は途中コメントを挟まず全メンバーが続けて朗読するという流れを演出の指示で取りました。
なぜこの流れをとったかというと、メンバーそれぞれのオリジナルの朗読を重視したかったからとのこと。他のメンバーの朗読に影響受ける前の、各自の感性による表現を提示してほしいという意図でした。

なるほど確かに、演出を含め他の人からのコメントを聞いていない分、作品に対する各メンバーの最初の感覚が透けて見えた気がします。

4/13 きょうの稽古場

自分の解釈を思い切って言葉に込めないと、上手くても刺さらない朗読になってしまう。
作品に対する朗読者の立ち位置が曖昧だと、声が明瞭でも単調な朗読になってしまう。
作者の心情を捉えることに気を取られすぎると、朗読の声が小さくなってしまう。

作品世界をちょうど良い塩梅でお客様に届けることの難しさよ!!!!!

自分の身体を通して作者の言葉を伝える朗読というアートの奥深さを改めて感じた稽古でした。

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