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既読書紹介vol.4

今回は、相場英雄さんの『アンダークラス』を紹介。

相場さんの著作で、社会問題を題材にしたものは、本当にフィクションなのかと思うほど、世相の本質を捉えている。
既読書では
『震える牛』
『ガラパゴス』
に続いて3冊め。
今回はどんなことを突きつけられるのか、そわそわしながら、読んでみた。

今回は、外国人労働問題とその背景を題材にしている。
「日本人、とっくにお金持ちじゃなくなった」
「後進国になったことを日本人は受け入れるべし」
と話中でも語られており、
まさに、OECDの中で平均年収が24位と下位に位置すると報告が上がっていることを気づかせてくれる。
人を人とも思わない商いをし、
それでも儲からない歪んだ仕組みの社会に警告をならしている。
日本経済はこのままで本当に大丈夫なのか!?
優秀な人材は海外に流出しており、
日本は技術面でも後進になりつつあることもあり、資源もなく、人材もいなくなった国は衰退していくしかない。
そんな危機感を抱かせる1冊です。

今起きている事を認識するためにも、
オススメの1冊。

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