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歌詞語彙辞典 #8

『ココロに花を』

●カウント数 757
●最多出現ワード
★1位 「Baby」  23カウント

★1位 「俺」 合計 23カウント
・「俺は」5カウント
・「俺を」4カウント
・「俺が」1カウント
・「俺に」「俺の」各2カウント

・「俺たちは」4カウント
・「俺たち」1カウント
・「俺達の」1カウント
・「俺達を」2カウント/「俺たちを」1カウント


★3位 「行く」 合計 21カウント
・「行こう」3 「ゆこう」2
・「ゆくよ」3カウント
・「行こうぜ」3
・「行く」2カウント
・「行かぬ」「行き交う」「ゆきたくて」「ゆくぜ」「行くの」「行くのか」「行けた」「ゆけば」各1カウント


★4位 「ああ」 13カウント


★5位 「風」 合計 11カウント
・「風が」4カウント
・「風」「風に」各3カウント
・「風の」1カウント

★5位 「何」 合計 11カウント
・「何かが」4カウント
・「何が」3カウント
・「何気ない」「何でも」「何も」「何を」各1カウント

★7位 「明日」 合計 10カウント
・「明日の」「明日は」「明日も」「明日しか」各2カウント
・「明日」「明日に」各1カウント

★7位 「誰」 合計 10カウント
・「誰かが」「誰かの」「誰も」各2カウント
・「誰か」「誰かしら」「誰にも」「誰もが」各1カウント

★9位 「悲し」  合計9カウント
・「悲しみの」「悲しみも」各3カウント
・「悲しみ」2カウント
・「悲しくても」1カウント

★9位 「中」 合計9カウント
・「中を」3カウント
・「中で」2カウント
・「中」「中に」「中へ」「中へと」各1カウント

★9位 「町」 合計9カウント
・「町」「町の」「町へ」「町を」各2カウント
・「町中を」1カウント


その後に、
・8カウント 「愛」「ある」「いつも」「おまえ」「そんな」「だろう」「日々」「見~」
 各内訳:
 ・「愛の」3カウント
 ・「愛を」2カウント
 ・「愛が」「愛する」「愛するため」各1カウント

 ・「ある」5カウント
 ・「あるか」2カウント
 ・「あるの」1カウント

 ・「いつもの」5カウント
 ・「いつもどおりさ」「いつも通りの」「いつもより」各1カウント

 ・「おまえの」5カウント
 ・「おまえ」2カウント
 ・「おまえと」1カウント

 ・「日々を」4カウント
 ・「日々の」2カウント
 ・「日々が」「日よ」各1カウント
 ・「見えない」「みえない」「見える」「見えるのさ」「見おろす」「見た」「見て」「見てたぜ」各1カウント


・7カウント 「このまま」

・同じく7カウント 「どこ」/「何処」
 内訳:
 ・「何処かで」「どこまでも」各2カウント
 ・「どこかで」「何処へ」「どこへ」各1カウント


・6カウント 「旅」「涙」「ような」
 各内訳:
 ・「旅に」4カウント
 ・「旅人」「旅立って」各1カウント

 ・「涙」3カウント
 ・「涙が」「涙なら」「涙の」各1カウント



●一人称:俺/俺たち/俺達/僕/僕ら
●二人称:おまえ/君/あなた
●三人称:(なし)

「オレ」「オマエ」はここでもまだ出てきませんでした。
「僕」「僕ら」初出。
三人称は出てこないが、「EVERYBODY」初出。
「ココロ」初出。


●その他の気づきポイント
・カウント総数が激減。

収録曲数や行数が減っているわけではないので、エピック期後半が饒舌で語数が多いということか。
・1曲の中で全く同じ文の行はノーカウントとしているが、1節を丸ごと繰り返すつくりの曲が多いため、行数は多くてもカウント数が少ない結果となった。


・異なる表記が1曲の中にある
 
 俺/僕(“孤独な旅人”)




どのアルバムも1曲1曲がひとつの物語で、曲順も含めてひとつの書物のようだけれども、このアルバムはここまでの中で一際「珠玉の短編集」感があるように思う。
自分の思いを歌に乗せる。でも、聴衆に届かなければ意味がない。エピック期と見比べるとひらがなが多く、明治の文豪が使うような難解な熟語もない。歌をしっかりと聴いてもらうために、伝わる言葉を使って、何とかして届けようとしているのがひしひしと感じられて、今となってはその瑞々しさが切なくさえある。

新しい季節を運んでくるのは風。その風にいざなわれて、俺は/俺たちは明日へ行くのだ。生きるとは、抱えたままの悲しみとともに歩いていくということ。現在に至るまで通奏するこの歌詞世界が、語彙データにもストレートに表れた。
起死回生の1枚にして、以降の方向性を指し示す起点となる1枚。






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