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京の詩写暦 2023年9年


日が落ちる時間が早くなる
セミから鈴虫の愛の声に変わる頃

私の恋も終わってしまう

私を見ていない空返事
遅くなっていくメッセージのやり取り
目の合わないスマホばかり見つめる時間

愛は
出会った日に買ったかき氷のように
シロップだけになってしまったなら

もう飲み干して
さようならを言って

夏は終わったって
言わせてよ

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